カタルシス
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2005年06月26日(日)  モノクロの夢を見た 

昼に新宿で友人と待ち合わせて『ダニー・ザ・ドッグ』を鑑賞

ジェット・リーこと李連杰氏主演のフランス・アメリカ映画です でも舞台はイギリス(何で?)

幼い頃から闘うことだけを教え込まれて犬のような扱いを受けてきた青年が 盲目のピアニストと出会ってその人生を新たに見いだす というのが大筋のお話です …青年つか 撮影当時41歳なんですが(^^;)

犬役が連杰で盲目のピアニストがモーガン・フリーマン

二年前の『英雄-HIRO-』のクランクインと同じくらいのタイミングで“モーガンとの共演が決まった”という話だけは耳にしていたんですが 一向に具体的な噂が流れて来ませんで それが突如として今から1年前くらいにリュック・ベッソン製作の新作がWEB上で公開され(当然ながら仏サイト)

タイトル:『Danny the Dog』
出演:Jet Lee / Morgan Freeman

あ!例のアレか?! てのが自分の中での経緯です

そんな待ちに待った作品を 香港電影迷朋友である友人と一緒に観てきたわけなんですが 「犬」なだけにアクションが荒々しくて猛進的 殴り系が多くて武術好きにはちょっと欲求昇華しきれない部分がありましたが ぶっちゃけ今回はアクションそのものよりも 連杰のあどけない演技がツボ入りました

何じゃこの可愛らしい41は!! ありえない 普通ありえないこの事実 でも観ていて悶えるくらいに可愛かっ…
○| ̄|_ ゴボゴボ(吐血)

リュック・ベッソン 解ってるなアンタ! 亜州巨星の正しい使い方が!!
グッジョブです (≧∀≦)b☆

あらすじ
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5歳の時に誘拐され、悪徳高利貸しのバートによって番犬、そして闘犬になるべく育てられた男ダニー。常に首輪をはめられ、脅迫兼戦闘要員として借金の取り立てと闘いに明け暮れる日々。感情さえも無くしたダニーが唯一興味を示したものがピアノだった。そんなある日、ダニーは取り立てに向かった先で一台のピアノに遭遇する。そしてピアノに心奪われているダニーに、盲目のピアノ調律師サムが話しかけてくる。サムは戸惑うダニーに優しく接し、鍵盤の叩き方を教え、調律の手伝いをさせる。やがて2人は少しずつ心を通わせていくのだが…。(allcinema ONLINEより)
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それでも気になる部分チラホラ

物語の鍵になっているピアノ曲なんですが 「ピアノソナタ第11番イ長調 K.331 第1楽章」 これ そんなに難しい曲じゃないと思うのですが… なんか自分 習ったことあったような気ぃすんですけどね(苦笑)「最高に美しい曲よ!」とヴィクトリア(サムの娘)は言ってますが そうですか? いや 天下のアマデウス作品なのでスゴくないとは言いませんが 天才的なピアニストが弾く曲としては ちょっと幼な過ぎるんではないかと… 思ってみたりなんか しちゃったりして(^^;)ゞ

5歳のときから番犬として育てられたらしいダニーさんの 師匠は誰? 一体誰が彼をあそこまで強くしたのか!どう見てもバートおじさんにそんな能力はない! それにあんな食事で闘う体ができるか!っつーの(苦笑)生肉とかでいいから野性味だしつつもスタミナつくもん食わせてください

頼むよリュック…(^_^;)

連杰好きだし新作も面白かったけど やっぱりアタシは黄飛鴻時代の香港功夫が好きだなぁ〜
 
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帰宅して『dot the i』鑑賞

ガエル・ガルシア・ベルナル主演の イギリス・スペイン作品

サスペンス系となっていましたが初めは全然そんな感じがしてなくて「どの辺がサスペンスなんだ?」と思って見ていました 中盤を越すまでは男女3人の ありがちな三角関係が危ういバランスで進んでいくのですが その間間に“第三者の視線”のようなカットが所々にカットインしてきて それだけが唯一「サスペンス?」と感じさせるものでした

が! しかし!!

後半の急展開は見事! ちゃんとサスペンスでした!!

間間に割り込んでいた“第三者の視線”は 意味不明のカットが意味を持ち 解って見ていたつもりのカットが別の意味を持っていたことが明かされます 組み替えパズルがカチカチはまっていく感じで 最終的には

…はぁあ スゴイ 見事 面白かった!

実は中盤に差し掛かるまで「評価高い作品だけど結局ガエル人気で引き上げたもんじゃないのー?」とか タカくくって見てました 見くびってました ごめんなさい

いやホント ガエルくん知らなくても全然楽しめます 作品自体が良くできているのでオススメです ヒロインの婚約者役に『マスター・アンド・コマンダー』のジェームズ・ダーシーが出ています 背高いです(唐突)

あらすじ
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ロンドンに暮らす美しいスペイン人美女カルメンは、郊外の邸宅で優雅な生活を送る優しい恋人バーナビーにプロポーズされ、これを受け入れる。幸せを噛みしめるカルメンは、ある夜女友達だけで独身最後のパーティ(=ヘン・ナイト・パーティ)を開いた。そして、パーティの決まりに従い、その場にいる一番セクシーな男性とキスすることになった彼女は、ビデオカメラを手にした青年キットを選ぶ。ゲーム気分の気楽なキスのはずが、唇を重ねた瞬間、彼女はキットこそ運命の男だと確信してしまう。やがて、何かに導かれるように再会する2人だったが…。(allcinema ONLINEより)
*****


最後の十数分でビックリあんぐりすること必至です!

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つづけて『ヴィレッジ』鑑賞

えーと M.ナイト・シャマラン監督作なので ろくでもないオチとかを心配していたんですが これがなかなか面白くて「やるじゃんシャマラン監督!」とか思っていたら 実は裁判になったら勝てないくらいの盗作疑惑があるらしく それを知ったと同時に「なんだ またか〜」と苦笑い

そんなんばっか続けていて大丈夫なんだかね? 黙って使わないで正式に「リメイク」とか「リスペクト」とかにすりゃイイじゃん いくら知られてなさそうな作品だったとしても 世界のどこかには元になった作品を見た人読んだ人はいるもんだし 何よりも世に出した本人が存命中の場合黙ってるわけねーじゃんよ って話

結構面白いと思ったのに興冷めするのでやめてくださいホントc-(-_-;)

出演はホアキン・フェニックス エイドリアン・ブロディ ウィリアム・ハート シガーニー・ウィーヴァーと なかなかに豪華面子 個人的にはマイケル・ピットにも反応しました(『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』『ドリーマーズ』)

盲目の女の子アイヴィー役のブライス・ダラス・ハワードって女優さんはロン・ハワード監督(『24』TVシリーズ『ダヴィンチ・コード』)の娘だそうです じいちゃんもばあちゃんも叔父さんも俳優 サラブレッドってやつですね クール系で可愛い女の子でしたよ ちょっと男の子っぽい顔立ちしてたけど嫌いな顔じゃない 1981年生まれだって 若! 若いだけあってか全然「盲目」に見えなかったのが気にはなりましたが(視線がね 合っちゃってるんだもん それにあんな走り方しねーよ見えない人 『LOVERS』のチャン・ツイィーもダメダメだったけど それ以上にダメだ…/苦笑) これからに期待ということで!

ルシアス役のホアキンはリバー・フェニックスの弟 リバー健在の頃から思ってますが ホント全然似てねー兄弟だよ(苦笑)リバーは好きだったけどホアキンの顔は苦手系 完全好みでもの言ってます ごめんー(^^;)ゞ

そして今回はエイドリアン・ブロディの演技が中ではピカ1だったと思います いいねピアニスト!キングコングも頑張れ(笑)
⇒●ブロディくんのインタビュー

役者陣頑張ってます 盗作とか気にしないでみれば話面白いです オチがね 最後が重要よ 最後まで見るとホラーとかサスペンスっつーよりロマンスです 純愛ラブロマンス(笑)

例によってシャマラン監督のちょこっと出演あり  →→ヒント:ガラスに映った顔にご注目☆

さぁ みんなで探してみよう!(笑)
 

『犬の夢』スプリングベル/春山レイ

 


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