カタルシス
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2005年03月20日(日)  クレイジー・イングリッシュ 

なんともビミョーな天気です
愛知から遊びに来る知人は今日 横浜で別のお友達と行動しているハズですが 「連休はポカポカ陽気だそうです」と予報で言っていた関東の情報を そのまま伝えていたのでちょっと焦ってます… 先週同じ愛知から来てた人が「東京は寒い!」と半ギレしてたので 向こうは既に春の陽気なんでしょう 今日のこの肌寒い天気が恨めしく思えました

あああ どうか寒い思いなどしてませんように!!(祈)

洗濯を昨日の午前中に済ませておいたのは正解 客用布団も一応干せたし そっち系はOKかな? そんなわけで午前中は自分の部屋の本類をおもむろに片付け始めたりしてました

午後から原宿で聖パトリックス・デーのパレードがあるので 妹を誘って覗きに行ってみることにしてたんですが 当の妹くんが12時を過ぎても起きて来ません 随分寝入ってるなぁ〜 と思いつつ流石にそろそろ準備しないと出遅れるだろうと 声をかけたら「…うわー!もうこんな時間?!」と自分の寝っぷりに驚愕した様子で飛び起きてました

まぁね 身支度とかエライ早い子なんで ギリギリまで放っておいても多分大丈夫だったと思いますが 私はだいたい用意始めてから玄関出るまで1時間くらい欲しい人間なんで 13時に出るなら12時から身支度始めてないと出遅れちゃったりすんですよね(ノロマ)

そうこうありつつ 理想の電車を1本遅らせる程度のズレで済んだので パレードの開始にはやや遅れる感じだろうけど追いかけるのも可能な時差でしょ ということで2人とも一応緑の服を着て家を出たのでありました(アイルランドの旗の色にちなんで緑・橙・白の3色がテーマカラー 聖パトリックを祝う時は緑のものを身につけるのがルールだそうで 身につけてない人を見つけたらツネっていいらしい/笑)
ケルトクルスのペンダントはしてったけど クラダリングはちょっとパス!付け方の意味を知ってる人に見られたら恥ずかしいもーん(^^;)ゞ
 
14時スタートのパレードを見に14:05原宿着で開催場所へ向かいます 目的地は表参道の大通り ラフォーレの交差点から先〜青山通りとの交差点までっぽい(奥まで行かなかったので憶測ですが)
垣根で中央分離しているので どうやらそこを往復して練り歩くみたいでした 通行止めの時間帯も14〜16時とたった2時間だったので ロスなく手際の良いパレードなんでしょう 何しろ今年で14回目 手馴れたもんです(それも憶測)

一般参加者の集合場所になっていた神宮小学校がパレードのスタート地点 そこから通りに出てまずは青山方面に進み 交差点で折り返して戻ってくる感じでした
鼓笛隊・バグパイプ隊・バトントワラー隊などの合間合間に一般参加者や私設団体等が思い思いの仮装で賑やかしく混ざっています

何故かアイルランドサッカーチームのサポーター隊の中に 芸人の青木さやかがいました 妹が見つけて教えてくれましたが 何かの企画にしては隠れるように行進に加わっているので目的は不明… 周囲を見ようともせず隣りにいる外国人男性とずっと喋っているだけだったので どうも声をかけられたくないといった風情でした でも普通の格好してるから誰が見たって 青木さやかだし…

有名人と言っても ぶっちゃけどうでもいい相手だったので 通り過ぎるのを見送って後につづく団体のパレードを楽しんでました
しばらくしたら垣根の向こうに先頭が現われて 見逃してしまった最初の方の集団 軍服?の鼓笛隊やスカート姿のバグパイプ隊がやって来たので大いに盛り上がりました! バトントワラーの女の子達寒空にレオタード姿で頑張ってました
何店かパブの参加がありましたが ギネスの形のビニールエアマスコット(特大サイズ)とか 筒部分がギネスを注いだグラスのデザインになっている背高帽子(シルクハットみたいな形)とか いちいち可愛いアイテムを いい歳した兄さんやオッサンが楽しそうに運んでたり被ってたりするのを見て 妙な面白さを感じておりました

一見こんなのどかなお祭に参加しそうがない外見の人たちとかも 和気藹々としているのが面白いのですよ(笑)

ドッグトレーナーの団体も参加していて 大型犬が緑色の仮装に身を包んで行進する様が可愛らしかったです ケルトダンスの愛好会も生演奏で練り歩いてました 寒い中だったので指先が辛そうでしたが 珍しい楽器が間近に見られて興味深かった 手風琴みたいなのとか 形も音も可愛いんだヨー♪

こんな感じでただ見物して終ってしまったパレードでしたが 初めてだった所為か結構楽しんできました 行進してる人たち以外でも 仮装した見物人や絵に描いたような外国人家族とか みんな新鮮に見えましたよ しょっちゅう行き来してる通りなのに別世界みたいでした

行進の最後の団体はこの催事の主宰団体?のようで ゴミ拾いや携帯灰皿配布等しながらの移動でした 彼らが通った後には散らかった様子のないキレイな道路が残るだけで これなら後片付けも必要なくなるし 通行止めキッカリ2時間ってのも頷けます スバラシイ☆

15時ちょっと過ぎにはパレードが終わり その後アイルランド大使のスピーチ等がプログラムにあったようですが そこまでは残らずに原宿を離れました
朝からお茶しか飲んでなかったからさ〜(^^;)ゞ いい加減お腹減っちゃって!

渋谷まで歩いて 半端な時間と徹底した空腹を考慮して 公園通りの『フォルクス』でガッツリ食うことにしました(笑)
私はスープバー妹はサラダバーがメイン目的(おいおい)もちろんちゃんと肉も頼みましたよパン付きで 押忍!

腹を満たした後は 4月に控えた友人の結婚式用に 服を新調しようか〜と漠然と考えながらアパレルショップをリサーチ レストランを借り切っての簡易的な式だそうですが 神父を呼んで誓いを聞かされるらしいので 適度に軽く失礼のない程度にフォーマルな雰囲気というものを模索しておりました

気合入れ過ぎるのも恥ずかしいし かといって気を抜き過ぎるのも無礼だし どうしてなかなか難しいもんですね〜… というか友人の結婚式に呼ばれたのって初めてじゃん?私 二次会ですら片手の指で足りる程度の回数って この年齢でアリなんでしょうか…(汗)
大学どころか短大にすら行ってないからね そんな知り合いもいないんだよって話なだけよね? だけだけ!

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帰宅後『16歳の合衆国』鑑賞〜

公開時行こうかどうか迷った映画 確か単館かなんかで行きづらい場所だったのが原因で 上映期間逃したというオチだった気がしました なので新作の棚で見つけた瞬間「来た!」と思って借りたのでした

新作って7泊でレンタルでけんのですよ 料金も高めだし早めに返さなくちゃいけないのが面倒で 準新作になるまで待つのが常の我々なんですが 今回はどうしても気になって借りてきちゃいました でもそのくらの甲斐はあったよ 見応え充分

実話を元にした話だそうです 俳優陣も何気にケヴィン・スペイシーとかドン・チードルなんてメジャーな方々が出てらっしゃいます(ケヴィンは製作にも名を連ねてます ってかそっちありきの出演っぽい)

主役の少年役にライアン・ゴズリング
『君に読む物語』で回想シーンの青年役してる人です この当時はまだ無名だったハズですが 劇中で一番イイ味出してたのも彼だったと思います
顔の造作自体は際立って美形という訳じゃないですが 印象に残る顔してて この作品の中で演じた16歳の少年は ホントに16歳っぽく見えました 仕草とか表情とかがすごくキュートなんですよ
一見そんな風貌じゃないのでちょっと驚きました ライアン・ゴズリング今後が楽しみ☆

【あらすじ】
16歳の少年リーランドはある日突然、知的障害を持つ少年ライアンを刺し殺してしまう。殺された少年はリーランドの恋人ベッキーの弟。リーランド自身も一緒に遊ぶなどよく面倒を見ていた。周囲の誰もが衝撃を受ける中、彼は逮捕され、矯正施設へ収容される。しかし、殺人の動機については決して何も語ろうとしない。教官を務めるパールは、聡明でとても殺人を犯すようには見えないリーランドに強い興味を抱く。売れない作家でもあるパールは、彼の心の奥底を解明することで本が書けるのではないかと期待し彼に近づく。そして、野心を秘めつつリーランドのカウンセリングを始めるだったが…。「allcinema ONLINE」より


なんかね 悲しいというか 切ないというか やるせないお話でした でも決して後味は悪くなくて 潔いほどに清々しく終わってしまって それがかえって余韻を残すというか… とにかく私が言えるのは 見て良かったと思える作品だったということだけです

彼は誰よりも敏感で 誰よりも優しかった ただそれだけ
彼と同じ感性を持つ者でなければ 彼の謎は決して解けないでしょう
しかし それができる者が果たして何人いるのでしょうか

全ての感覚が鈍っている 今のこの世の中で

『クレイジー・イングリッシュ』(瘋狂英語)1999年/中国

 


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