カタルシス
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2005年02月06日(日)  ロザリオと薔薇 

チャットでやりとりしていたお相手と浅草デートの日です
女子大生 現役ピチピチですよv

映画関係のチャットで何度かお話させて頂いていたら お互い東京在住ってことで浅草で開かれるイベントに一緒に行ってみませんか?という流れになり 更には私の勤務先と彼女の学校が近いことがたまたま解って 何大生だ?!というドキドキわくわくまでが楽しめちゃったというね

人見知り体質の自分がよくぞここまで頑張った!って感じなのです ハイ

駅の出口で待ち合わせて喫茶店に入り一服
現役女子大生なので年齢差が歴然としているんですが 落ち着いた雰囲気の子でホッと胸をなでおろしました まぁある程度チャットでのやりとりで人柄って予想つきますけどね(^^;)ゞ 直接対面するってのは また別の緊張も伴うわけで…

1対1ならお互いにペースを保って会話ができるので 何とかなるだろうと思った予想は的中し スムーズに自己紹介っぽい話ができたと思います
大勢で集まると群に埋もれるタイプなので できればこうして一人一人攻めていきたいです(祈願)

更にこの後合流する予定の人とは 私も女子大生の彼女も以前に1度面識があったので このままいけば問題なく済むな〜という安心感を抱きつつ 次なる待ち合わせ場所でその1人と合流を果たしました

それから浅草の喧噪を傍目に移動して 映画関連のイベントに遊びに行きました オフ会で知り合った人とかも来ていて「あ!あのときの」みたいなノリもあり 映画の登場人物のコスプレしている人がいて 見るのが楽しかったです

昼にいったん抜けてランチ 六区の向こうの大通り沿いにあったデニーズで 3人のんびりゴハンをして 身の上話なんか交えながら友好を深めてみたり みなかったり(笑)
3時ちょい前に会場へ戻って それぞれ顔見知りの人たちに挨拶を済ませ 駅まで同行・解散 初対面なんで淡泊なお別れだったのかな(^^;)ゞ
だ 大丈夫だよね私 何か失敗とかしてないよね?(汗)ビクビク…


すこぶる天気が良くて まだ日も高かったので 浅草から新宿まで出て チョイっとお買い物
TSUTAYAがレンタル半額だったのでフラリと立ち寄って 公開時に観に行くかどうかで迷った『エレファント』と 何故かこれだけ観ていなかった連杰の黄飛鴻シリーズの4作目『ラストヒーロー・イン・チャイナ/烈火風雲』を借りて来ました

軽くお茶菓子など買ってみましたが 妹が体調を崩しているらしく床に伏せっていたので 帰るメールの際に受けた彼女の注文“のど飴”を適当に買って家に帰りました

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そんな訳で『ラストヒーロー・イン・チャイナ/烈火風雲』を1人で鑑賞

制作年を見たら1993年でした わお!10年以上も前?連杰ったら若い!!(>▽<)""

元来この黄飛鴻(ウォン・フェイフォン)の『ワンス・アポン・ア・タイム・インチャイナ』略してワンチャイシリーズは 李連杰(ジェット・リー)と 徐克(ツイ・ハーク)と 袁和平(ユェン・ウーピン)の3人が生み出した大ヒット功夫映画で

奇抜な展開で観客の度肝を抜く 監督の徐克
美しく見栄えのするアクションを演出する 動演指導の袁和平
そしてその要求に的確に応えられる技量と体躯を持ち合わせた 主演の連杰

という まさに功夫映画界のゴールデントリオが自信満々世に放っていた大人気シリーズだったんですが 徐克と連杰が仲違いをなさいまして(^^;)

お金絡みだったらしいので詳しくは申しませんが まぁ結構な泥沼状態になったみたいです で結局それ以降のワンチャイは主演を連杰から趙文卓(ウィン・ツァオ/ちう・まんちぇく)という若い俳優に代替わりをさせて撮るようになり この作品は別の監督が連杰as飛鴻という設定のみを活かして撮った別クルー作品です
その後、なんだかんだで徐克と仲直りして再び一緒に仕事をするようになったのが97年で これが連杰の黄飛鴻復活作品『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ・アンド・アメリカ 天地風雲』になります

元々この作品には『ラスト・ヒーロー・インチャイナ/烈火風雲』というシリーズ外のタイトルがつけられていましたが 徐克と復縁したのでその後もう1つ邦題がつけられまして それが『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地雄覇』
ワンチャイのタイトルと「天地〜〜」という副題のセオリーを守ったタイプです ちなみにこの2本 タイトルが違うだけで内容は同じものなのでレンタルの際ダブってお借りになられませんようお気をつけくださいましな(笑)

〜閑話休題〜
そんな訳で 烈火風雲です

シリーズ通してのヒロイン十三姨が出てこず 冒頭に「取材があるので会いに行けません」という手紙を読ますだけで済まされています
彼女は飛鴻の叔母に当たる女性ですが妙齢の洋装美人で 服装同様に英語を操る近代文化人です 撮影機を携えて精力的に活動をしているジャーナリスト(自称)という設定

今作での出番がなかったのは残念ですが 普段なら飛鴻とのもどかしい恋愛模様なんかが 非常に可愛らしく描かれたりします 飛鴻だけでなくみんなのアイドル十三姨(サプサムイー)←これ彼女の本当の名前じゃなく“13番目の叔母さん”って呼び名だそうです(笑)中国って面白い

で 彼女の手紙を読みながら受け取った花束を見てほほえむ師父(先生 ※飛鴻はお医者さんです)
その花束というのが何故か

深 紅 の 薔 薇 

ちなみに医師である飛鴻は常に質素な服装をしていて よそ行きは特に白さ際だつ純白の衣服を身につけています

私は思ったね これはこの紅白で何かしでかすんだな?! と

案の定 居合わせた悪漢共を相手に 片手に花束を持ったまま 華麗に功夫を披露する師父 その姿はまさに「蝶のように舞って蜂のように刺す!」ってヤツですよ

もう 冒頭から大サービス炸裂状態です(笑)

患者の診察をしながら弟子たちに功夫を教える人望厚い黄師父は 悪徳役人の陰謀を阻止したり 得意の獅子舞を披露したり とにかく見せ場てんこ盛りなこの作品 何も知らずにのほほんと連杰のアクションに見惚れていたら 強敵である悪僧が

劉 家 輝 (リュー・チャーフィー)じゃないか!

うわー! うわー!! ビックリした!!!
劉家輝ったらアンタ 功夫映画にこの人ありと謳われた有名な武侠俳優ですよ!『少林寺三十六房』の主人公ったら解る人多いかしら?

っつか悪者のくせに 男 前 な ん で す け ど ! (爆)

だけどアクションは悪者の動きなんだよな〜… 容赦ないぜ袁和平(苦笑) しかも最期あんなだし… なんて勇気ある扱いなんだ 徐克に怖いものはない

そして今回 私を悩殺した一番のポイントは

飲酒

今「はぁ?」って思ったでしょ?! 違う 違うんだよワトソン君(誰がじゃ)
飛鴻は昔 深酒が原因で大失敗をしたことがあって 師でもある父親からきつく禁酒を申し渡されているんです そして真面目で正直者の彼は 自責の念の所為もあり それ以来一滴の酒も口にしてはいないんです それは父母が他界しても頑なに守り続けてきた 言いつけなんです

それがまぁ色々ありまして 窮地に追い込まれた飛鴻が 禁を破って酒を呷るシーンが出て来るんですがね アンタどうしてそんなに色っぽいのさ?!
っつーような仕草を見せやがるんスな連杰さん

そして何より「師父が酒を飲んだ」というシチュエーションに ドキドキしちゃいまして!
あり得な〜い あり得ないことな訳ですよ 私にとっては! でもその禁を破って披露する技の 華 麗 な こ と よ (笑)

ええ お察しの通り 酔拳 です

これはねー 連杰じゃなくてジャッキー・チェンが演じた黄飛鴻を見ると解りますよ『酔拳2』 この作品の中で若気の至りでしでかした飛鴻の失敗が描かれています
でもジャッキーの飲み方はかなり品がない 連杰とは全然違うんだよな〜 
そもそもあのジャッキー版飛鴻が成長しても 連杰版飛鴻には絶対ならないと思うし…(なら勧めんなよ!)

劇終後にEDロールの横でNGシーンが見られるのですが これも初めての目論みで(多大にジャッキー式を意識してる感が見えますが) NG出す度にニッコニコ笑ってる連杰が どエライ可愛いんです!!

「薔薇」「飲酒」「NG」 この3ワードが今作品の重要なキーワード!(決定)


ああ それから
実にサラっとですが アニタ・ユンも出ています ハッキリ言って彼女じゃなくてもいいような役で ゲスト出演?みたいな感じで でも10年以上前の若々しい姿は可愛かったです (本当にサラッと)
 

『ロザリオと薔薇』SADS

 


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