と、いう名前の法案を出して中曽根元首相は失脚しましたが、それとほぼ同じ内容の住民基本台帳ネットワーク（住基ネット）が、明後日8月5日から始まります。

　まぁ、この法案を出した小渕さんは、個人情報保護法案と同時に施行する事によって個人情報が流出する事を防ぐ、という形にする事によって、割とすんなりとこの法案を通してしまいましたが。

　しかし、個人の情報を11桁の番号に詰め込む住基ネットは、本来ならば個人情報保護法案とセットで施行されるべき法案だったのにも関わらず、今回単独で施行される事になりました。
　今回は住所・氏名・年齢・生年月日のみの情報ですが、いずれは各省庁の情報も詰め込む予定だそうで。

　しかし、国のお偉いさんは「絶対に情報が漏れ出す事はない。要らん心配だ」とか言っておられますが、ハッキリ言ってそんな訳があるはずも無く。
　ネット上のセキュリティなんていうのは、極端な話、有って無いようなモンですからねぇ・・・。


　今回の施行で喜ぶ人間が居るとすれば、国民の管理がし易くなる国のお偉いさんと、カモの管理がやり易くなる名簿屋くらいなモンですか。