今日は、豊橋鉄道の三河田原から続いている、渥美線の廃・未成線跡を探索しておりました。
渥美線は戦前、国鉄渥美線として豊橋から伊良湖岬までの軍事路線として、当時の渥美電鉄の買収を念頭において、更に伊良湖まで延長工事を進めていたのですが、戦況の悪化でお蔵入りになってしまい、結果的に工事途中の路盤だけの状態で残されてしまいました。
廃線跡は、三河田原から数百メートル進んだ所で川を渡っているのですが、線路が無くなって50年以上経っているので、もはや殆ど面影は残っておりません。 仕方が無いので、「とりあえずこっちの方かねー」と思いつつ車を走らせていると、暫くして鉄道の築堤跡が見えてまいりまして「あー、あったあった」ってな感じで見つかる感じです。
で、廃線跡は最早、地元の生活道路の様相を見せていたのですが、未舗装路の状態で凹凸も結構あり、スムーズな移動はちと困難でした。 更に進むと、田んぼの中を進むあぜ道状態になってしまいましたが、道の脇の方に当時の工部省が打ち込んだ用地買収を示す杭が残っていて、ココを鉄道が通る予定だった事をうかがい知る事が出来ます。
結局、伊良湖に近づくに従って、路盤跡が国道259号線に転用された形になってきたので、探索もその時点で終了。伊良湖岬の土産物屋で大アサリを食って帰りました。焼酎を飲めればもっと良かったのですが、車なのであえなく断念(笑)。 次は、運転手を誰かに任せて来るべきですな。
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