メディア規制法案や、秘書給与疑惑でテンヤワンヤの今国会に、 またしても、思わず立ち眩みがする様な法案が出てきました。
その名は有事法制関連3法案。
その内容というのを掻い摘んで説明しますと、「他国が侵攻して 来た時に備えて、自衛隊を動き易くしたり、民間から支援させる」と いうモノ。 ちなみに、小泉サンは他国の事を「北朝鮮・ソ連」と明確に言って おられましたが、金総書記もプーチン大統領も実際に侵攻して、自国 を世界的非難と経済制裁に晒すほどバカでは無いと思いますが。
おまけに、民間企業ばかりか国家レベルでのグローバル・ネット ワーク化が進んでいる昨今で、あまりにも時代に逆行した法案を 今頃出してくるのもどうか、と思います。 なにしろ、今後の戦争の形態になるであろう、と言われている テロに対する対策は、全く盛り込まれていないのですから。
それこそ、ソ連が戦車部隊で北海道に侵攻して来た、とか、北朝鮮 が新潟に侵攻して来た、とかいうレベルのものにしか対応出来ない 内容です。弾道ミサイルや細菌兵器で来られたら、お手上げです。
小泉サンは「備えあれば憂いなし」と言ってはばからないですが、 手にしているのが「竹やり」では、あまりにも意味が無いのでは?
むしろ、北朝鮮とソ連の、資源と人材を活かす方向で外交を展開 すべきだと思われますが、いかがなモノか。
まー、言うだけならば、誰にでも出来ますがねー。
|