| 2010年12月18日(土) |
クリスマス・スペシャル・クラシックス〜メサイア、第九&アヴェ・マリア〜 |
今日そうであるように、 女性が泣いている限り、わたしは戦う。 ・・・幼い子供が飢えている限り、わたしは戦う。 ・・・男たちが刑務所に出入りする限り、わたしは戦う。 酔っ払いが残っている限り、 街頭に哀れな女性がいる限り、 神の光を受けていない一人の魂でもある限り、わたしは戦う。 終わりまで戦う。 救世軍創立者 ウィリアム・ブース
渋谷駅前、 右欲棒力団の街頭宣伝車が 「救国」の文字を染め抜いたへの丸を掲げ ラウドスピーカのボリュームいっぱいに吠え続け、 黄色地に「神は愛なり」と書いた プラカードの上に拡声器を据えつけた竿を持った クリスチャンが 「悔い改めなさい」と説き続ける中、 ハチ公口の裏側にひっそりと 救世軍の社会鍋が置かれていた。
年老いたトランペッターはラッパを休め 二人の老婦人とともに 静かにたたずんでいた。
恥ずかしく思った Nandatte Cantabileは 数枚のコインを 右手に見せびらかせるように 左手で社会鍋に投げ入れ 救世軍のチラシとパンフレットをいただいた。
まるで免罪符を買い取る 悪徳商人のように・・・
この世に存在が許される軍隊は 救世軍だけでしゅね。
救世軍は米軍のように 原爆を落としたり 人殺しをしたり 沖縄の少女を強姦したりしないから。。。
社会鍋を見るたびに 思い出すのは 恩師の一人平山師と 救世軍ブース記念病院のT院長。
ブース記念病院が 一時危機的状況に陥ったとき 平山師は Nandatte Cantabileに 「手伝いに行け」とおっしゃり 話だけでも聞いて来いと T院長との面談をセッティングされた。
平山師もT院長も 救世軍とは別のプロテスタントであったが ブース記念病院の危機を 放ってはおかれないのでした。
一瞬、召命かと思って出かけ T院長に病院を案内され 酒を呑まされ(救世軍は禁酒) 夜遅くまでT院長のお話を伺いましたが 結局、ブース記念病院には 行きませんでした。
現在ブース記念病院は 立派に再建され Nandatte Cantabileが 行く必要はなかったのでした。
集合時間まで少し時間があったので
日本美術院 院友 奥山たか子 日本画展 会場:東急百貨店 渋谷駅・東横店 南館8階 アートサロン 会期:12月16日(木)〜22日(水)
幻想的な色使い。 すばらしいでしゅ。 思わず長居しそうになりましゅ。
もっとゆっくり観たいでしゅ。。。
Bunkamuraまで 上り坂徒歩約10分でしゅが 腰をかばうため バスに乗る。
12時30分 Bunkamura楽屋口集合
出席を取られ 合唱団員控え室である リハーサル室へ。。。
蟹江春香先生の 準備運動、発声練習のあと 並びの最終決定。
ラッキーなことに 最高の最後列最右翼 ソプラノの隣になる。
整列したまま ステージでのゲネプロ。
木曜日の指揮者練習の日は 佐野第九の 指揮者練習に出席したため ボグダーノフの指揮で歌うのは 初めてでしゅ。
合唱曲だけのゲネプロでしゅが オケ、ソリストへのダメだしが多く 合唱団への注文は少ないでしゅ。
もっと良くなるのに。。。
リハーサル室に戻り 男女の間に衝立を立てて 着替えに備える。
共学高校の演劇部は 一つの狭い部室で 男女一緒に着換えるという。
耕友会もそうすればいいのに。。。 Nandatte Cantabileは一向に構わないでしゅ。
男女別隔てられたまま各自昼食。
Nandatte Cantabileも 家から持ち込んだ 一切れのパンと傷みかけたバナナ、 賞味期限切れの缶コーヒー。
15時55分の集合まで ちょこっと時間があったので
夢ら丘実果・小林英成 二人展/リアリズム派絵画展 会場:東急百貨店 渋谷本店 8階美術画廊 会期:12月16日(木)〜22日(水)
夢ら丘実果さんの 夢夢しいパステル調の絵に 心が和みましゅ。
クリスマス・スペシャル・クラシックス 〜メサイア、第九&アヴェ・マリア〜 2010年12月18日(土) 16:00 Bunkamuraオーチャードホール 演奏:レニングラード国立歌劇場管弦楽団 東京ニューシティ管弦楽団 指揮: ヴァレンティン・ボグダーノフ 合唱指揮: 松下 耕 合唱: The Metropolitan Chorus of Tokyo (耕友会合唱団) ソリスト: リトケ(ソプラノ) ミロノワ(ソプラノ) ピンチューク(アルト) カルポフ(テノール) マトヴェーエフ(バス) ワーグナー 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第一幕への前奏曲 ヴェルディ 「ナブッコ」より“ヘブライ人捕虜たちの合唱「行け、わが思いよ黄金の翼に乗って」” 「椿姫」より“乾杯の歌” 「アイーダ」より“凱旋行進曲” ヘンデル 「メサイア」より“ハレルヤ・コーラス” シューベルト アヴェ・マリア モーツァルト アヴェ・ヴェルム・コルプス ベートーヴェン 交響曲第9番より第4楽章“歓喜の歌” ほか
S席 10,000円 A席 8,000円 B席 6,000円 の大金を払うのは どんな人たちなのでしょうか?
今回は7割ほどの入りでしゅ。 明日19日は同じ会場で ほぼ完売だそうでしゅが。。。
隣の小鳥(セキセイインコ)のようなお嬢さんが かなり美しい声なので 「クニタチ音大の学生さんでしゅか?」 と尋ねると 「一般の大学です」とのこと。
耕友会恐るべし。 音大生以外の学生でも こんなにすばらしい美声の持ち主とは。。。
ヴェルディは個人的には練習不足。
第九、ハレルヤ、アヴェヴェルムコルプス は数知れず歌っているので暗譜。。。
終演後は 簡単なミーティングで解散。
またまたバスで渋谷駅へ。
埼京線ホームへ向かう途中 荒っぽく腕をつかまれる。
昔、南大沢で一緒に働いた 先輩でした。
数年ぶりでしゅ。
湘南新宿ラインは グリーン車をおごっちゃいました。
とても久喜まで 立っている元気はありません。
耕友会+レニングラード国立歌劇場管弦楽団 2010年初日は 無事終了。
|