| 2010年05月23日(日) |
高崎第九合唱団 メイコンサート2010 |
宇都宮のカワズ大海を知らず
もちろん 井の中の蛙大海を知らず からでしゅ。
Nandatte Cantabileの無知を 余すところなく示した言葉でしゅ。
メイコンサート2010 主催:NPO法人 高崎第九合唱団 会場:群馬音楽センター 開演:14時
マイミクのこゆきさん、トドちゃんさんご一家が出演。
入場券をいただいたので 行ってきました。
12時半までお留守番だったのでしゅが 心やさしい後輩にお願いして 30分早く交代してもらい 12時過ぎに 宇都宮から発射、 じゃなくて発車。
Nandatte Cantabileと同じく 老いぼれたポンコツ車に鞭を打ち 東北自動車道を 宇都宮インターから 南へまっしぐら。
佐野藤岡インターで下車。 国道50号線を西へひた走り 太田桐生インターから 北関東自動車道に乗り 高崎インターへ。
3時間近くかかるかと思いましたが 2時間で着いちゃいました。
おかげで後半しか聴けないと 思ってましたが 最初から聴けました。
舞台中央に 黒い怪物がでんと 構えていたので 席はもちろん 最前列やや左。
第1ステージ スロヴェニアメモリアル 指揮 赤羽洋子 ピアノ 指方容子 合唱 高崎第九合唱団 日舞 西川藤扇生 さくらさくら 日本古謡 故郷 高野辰之作詞/岡野貞一作曲 夏の思い出 江間章子作詞/中田喜直作曲 そうらん節 北海道民謡/清水脩編曲 パセスリシュ スロヴェニア民謡 美しきスロヴェニア スロヴェニア愛唱歌 2009年10月 スロヴェニア公演での演奏曲目からでしゅ。
このツアーには トドちゃんさんも参加され 日本とスロヴェニアの平和友好に 大いに寄与されました。
圧巻は無伴奏の そうらん節 北海道民謡/清水脩作曲 で 大人数できちんと決めると すごい迫力でしゅ。
客席からは”Bravo!”の声が聞こえたような気がしました。
Nandatte Cantabileも 大昔、たぶん宇都宮合唱団で 数年前は混声合唱団コール・エッコで 歌ったような気がしましゅが 大編成合唱団の威力満点でした。
第2ステージ 諸田広美による日本歌曲 メゾソプラノ 諸田広美 ピアノ ユリヤ・レヴ 花 武島羽衣作詞/滝廉太郎作曲 白月 三木露風作詞/本居長世作曲 北見志保子の短歌による三部作 平井康三郎/作曲 平城山 甲斐の峡 九十九里浜 落葉松 野上彰作詞/小林秀雄作曲 前橋出身のメゾソプラノ 諸田広美 その名の通り 全身が前後左右に広がり 迫力満点でしゅ。 それに美形で美声でしゅ。
一番良かったのは 北見志保子作詩 平井康三郎作曲 九十九里浜 で海鳴りが ごうごうと聞こえるかのようでした。
詩人についてのお話で 北見さんは 夫の教え子と恋仲になり 夫と別居 そんな時期に書かれた詩だとか。。。
なるほどそういうわけでしたか。。。
第3ステージ オペラ「カルメン」ハイライト ビゼー作曲 堀内敬三訳詩 指 揮 赤羽洋子 カルメン 諸田広美 エスカミーリョ 住谷 伴 2台のピアノ ユリヤ・レヴ、田上博美 合 唱 高崎第九合唱団 進行役 赤羽その子 フラメンコ 小林宣江、篠原美恵子 前奏曲 (2台のピアノ) たばこ女工の合唱 (女声合唱) ハバネラ (カルメン、混声合唱) セギディーリャ (カルメン) ジプシーの歌 (カルメン、女声合唱) 闘牛士の歌 (エスカミーリョ、混声合唱) 間奏曲 (2台のピアノ) 聞け、みんな聞け (混声合唱) カルタの歌 (カルメン) 間奏曲 (2台のピアノ) 行進曲と合唱「来たぞ、行列が」 (混声合唱) 終曲の合唱 (混声合唱) 第3ステージは 舞台下手に2台のグランドピアノが置かれたので 最前列中央に陣取り 全体を鑑賞。
4か月の練習で よくぞここまで仕上げました。
トドちゃんさんは ステージ中央での演技、歌唱が目立ち 声もはっきり聞き取れ 入団数年目にして早くも リーディング・シンガーの風格でしゅ。
ステージマネージャがいないのか 指揮者が群衆(合唱団)の出入りを指示し ちょっともたついていました。
カルメンの諸田さんも エスカミーリョも素晴らしく (プロ歌手?アマチュアならできすぎ君でしゅ) 合唱もよく行き届いていて 本当に見ごたえ、聴きごたえのある 舞台でした。
ただしフラメンコはちょっとで。。。 混声合唱団コール・エッコの フラメンコ師匠S.K.さんの方が はるかに妖艶なフラを 踊れると思いましゅ。
混声合唱団コール・エッコでも 演奏会形式でなら ステージにかけられるんじゃないかと思い 大変参考になりました。
古いけれど素晴らしい響きの 群馬音楽センター 栃木県にもこんなすてきなコンサートホールが ほしいでしゅ。
終演後は 情報収集(のちにゴミになるチラシ集め) 先月行った茨城と言い 今回の群馬と言い 文化先進県でしゅ。
北の福島は知りませんが 南の埼玉も音楽・美術はさかんで ほんと わがトツギケンは 文化の谷間でしゅ。
トツギにいるとわかりませんが 隣県にいくと つくづくそう感じましゅ。
それで 宇都宮の蛙、大海を知らず という事を 実感するわけでしゅ。
本日車内で聞いたCD
CD ベートーヴェン 後期弦楽四重奏曲集 ブッシュ弦楽四重奏団 QT99.336-338
第11番セリオーソから第16番までの 6曲が3枚のCDに録音されていましゅ。
石丸電気で2940円で売られていたものが タダ同然で手に入りました。
録音はなんと 1932年から1941年にかけてという 古い演奏でしゅが 音質も良く 演奏も古臭さをいささかも感じさせません。
とちぎ―群馬の往復 たっぷり聞いちゃいました。
最後に一言 高崎で道に迷い 何回か人に訊きました。
高崎の男性は皆親切に 教えてくれました。
上州名物にもまれて 人間が練れているのでしょう。
栃木では考えられない親切に 感激でしゅ。
2281歩
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