朝一番
放蕩娘の用件を2件やっつける。

事務処理をばたばたやった後
野暮用で東京へ。。。



カミさんは
怪しげなセミナーだかんだで
しょっちゅう東京へ。

しかもほとんど新幹線をお使いになって
行ってましゅ。

Nandatte　Cantabileは
めったに上京しませんが
交通費が支給される場合を除き
ほとんど在来線で往復でしゅ。

カミさんは
夫を働かせて搾り取る
支配階級であり
Nandatte　Cantabileは
働いてわずかばかりの金を貢ぐ
労働者階級なので
家庭内格差は当然でしゅ。





野暮用が済んで
夜、栃木へ戻っても
混声合唱団コール・エッコの
レッスンには間に合わないので
泣く泣く横浜へ。。。

武蔵小杉で
東急東横線に乗り換えられる
ようになったということで
湘南新宿ラインを降りる。

ところが乗り換え改札口まで
なんと延々800m以上歩く。

余分な荷物を抱えて
よぼよぼ歩くじじいには
かなりしんどいでしゅ。

込んでる東横線は見送り
がらがらの目蒲線（今は目黒線）で
日吉へ。

少しだけ時間があったので
日吉駅西口へ。

やや古い商店街が放射状に拡がって
いい感じの街並みでしゅ。


桜染めの織り布
村松洋子・中村裕子・村上可保子
会場：ギャラリー日吉
会期：2010年3月18日〜24日

一室だけの狭いギャラリーの中は
桜色の布たちでむんむん。

高価でやさしくはかなげな布
観ているだけで癒されましゅ。



日吉駅東口は
慶応義塾一色でしゅ。

今日は
慶應義塾大学の卒業式。

袴をはいた上品なお嬢さんたちが
卒業証書を手に
写真を撮りまくっていましゅ。




慶応義塾女子高等学校・
慶応義塾高等学校
楽友会第46回定期演奏会
会場：慶応義塾協生館　藤原洋記念ホール

三十数年前の工業高校生時代
近くの慶應義塾女子高校の文化祭
「十月祭（かんなさい）」に潜り込み
彼らの歌う
高野喜久雄作詩・高田三郎作曲
混声合唱組曲「心の四季」に衝撃を受け
合唱にはまったという
因縁の合唱団でしゅ。

茶髪に学ランのおっさん（3年生）の指揮で
富田正文作詩・信時潔作曲
「塾歌」　
超高速の演奏（1番のみ）が
早くも聴衆を圧倒。

以下指揮はすべて生徒たちが交代で。。。

第1ステージは
女声合唱・男声合唱各４曲。

第1曲
谷川俊太郎作詞・松下耕作曲
「信じる」　が
ずば抜けたできの女声合唱で
こんなに情感豊かで美しくしなやかな
「信じる」は聴いたことがありません。


男声合唱は
初めて男声版で聴く「大地讃頌」
ちょっと苦しいでしゅ。
最後は無伴奏男声４部で
中島みゆき作詞・作曲・生村経也編曲
「糸」。

「糸」の途中でセカンドテナーの少年が泣き出し
こちらももらい泣きでしゅ。。。

第2ステージ
カール・オルフ作曲
世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」　
ピアノ伴奏版から8曲。

指揮は練習責任者で
Nandatte　Cantabileに
招待状を送ってくださった
植竹周子さん（3年）。

的確、快活な指揮ぶりで気持ちいいでしゅ。

終曲で第1曲と同じ”O　Fortuna”は
ぐいぐい押し寄せる迫力ある演奏で圧巻でしゅ。


第3ステージ
７グループのアカペラで８曲。
マイクを使ってましゅが
全然気になりません。

そして全員で
Oｈ！　Happy　Day！
Hail　Holy　Queen

混声版Hail　Holy　Queenの
明るさ、楽しさ。
格別でしゅ。

Nandatte　Cantabileも
この編曲で
歌いたいでしゅ。

第４ステージ
作詞：木島始 作曲：信長貴富
混声合唱とピアノのための「初心のうた」　
指揮：國本怜　ピアノ：植竹周子

家柄も経済も生活も
あらゆる点で裕福で
偏差値７２以上の
高校生が
この曲を選曲することの
意味は？？？

この曲
Nandatte　Cantabileも
混声合唱団コール・エッコ
第21回定期演奏会
2009年11月14日（土）開演 16:00
会場：岩舟文化会館コスモスホール
で歌っていましゅ。

楽友会の演奏
若々しいのは当然ながら
さわやかで決然としており
すばらしいでしゅ。

第４曲「でなおすうた」の迫力ある重厚なピアノ
第５曲「泉のうた」の温かく希望にあふれたピアノ
すばらしいでしゅ。

もう第４曲あたりから
テナーの少年たちが涙ぐんでいましゅ。

それが徐々に伝染して
最後は多くの子たちが
泣きながら歌っていましゅ。

またまたもらい泣きでしゅ。

エンディングは
前に並んだ卒団する３年生に
花を贈り
１，２年生から歌のプレゼント
そして
小林亜星作詞作曲の
「青春讃歌」
鳴りやまぬ拍手。


「生きていてよかった」
と思える演奏会は
そうざらにはありませんが
このコンサートが
まさしくそのコンサートでした。




帰路
日吉から目蒲線で武蔵小杉へ出る。
国鉄の改札口をくぐると
湘南新宿ラインは事故のためストップ。
さらに東横線も人身事故でストップ。

目蒲線で目黒に出ることも
思いつかず。。。

なんと山手線も事故でストップ。

横須賀線で東京へで
京浜東北線に乗り込む。

山手線ストップの影響で
すし詰め状態。

上野でようやく
東北本線に乗り換え
遅れに遅れ
深夜の帰宅。

国鉄普通車は
座れないので
グリーン車をおごり
贅沢にも
アサヒスーパードライ５００mlで
一人宴会。

つまみは
カミさんが
大量にストックしている
飲酒用お菓子を
くすねてきたもの。。。

最高の一日でした。。。