| 2006年08月12日(土) |
海老沢敏著 モーツァルトは祭 |
海老沢敏著 モーツァルトは祭 続々 私のモーツァルト・クロニクル 音楽の友社 1994年 を図書館から借りて 読了。
熱狂的という1991年の モーツァルトイヤー (没後200年)の前後に 発表した文章を中心に モーツァルト学者 海老沢氏の熱い思いが ほとばしる。
この時の大ブームに 疑問を投げかけながら 書きまくる海老沢氏。
特にモーツァルトの商品化に 厳しい目を向けながらも 多くの日本人が モーツァルトに 関心を寄せることに 思いをいたす海老沢氏。
L.A.S.Ponderも ますますモーツアルトに のめりこみそうでしゅ。
ところで1991年といえば L.A.S.Ponderは 捲土重来を期して 大学院に入学。
モーツァルトどころか 泥沼の合唱生活からも 足を洗い いっぱしの研究者を目指して 遅すぎるスタートを 切った年でした。
しかし研究生活は まったく肌に合わず 挫折の連続。
生活に追われ アルバイトに明け暮れる 暗黒の毎日でした。
あれから15年。 研究も教育もあきらめ ひっそりと 残りの人生を送る毎日。
わずかに音楽が 慰めのさびしい日々。
自ら招いた結果とはいえ どうしてこんな人生になって しまったのでしょうか。
|