2007年11月03日(土)  映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」

セブン・イヤーズ・イン・チベット
Seven Years in Tibet
1997年・アメリカ映画
監督 ジャン=ジャック・アノー
製作総指揮 デヴィッド・ニコルズ 他
製作 ジョン・H・ウィリアムズ 他
脚本 ベッキー・ジョンストン
出演者 ブラッド・ピット


今更見た。10年前の作品。
しかも英語字幕。頑張った、自分。大分頑張った。
同居人さんに大分助けられた。ありがとう。

公開当時は「ブラピ格好いい」という感想しか聞かなかった。
折しもレオ様かブラピか、という時代だったしな。
まぁ、確かに若かりしブラピは格好いいな。
インタビュー・ウィズ・バンパイア並だな。

しかしまぁ…重い映画だ。
14代ダライ・ラマとオーストリア人登山家ハインリヒとの友情物語。
近代チベットの怒濤の返還期をかいま見る、そんな映画。
チベット舞台なのに、諸事情により撮影はアルゼンチンだそうです。
あれ?アンデスか。チョモランマじゃないのか。

同居人と一緒に見てたけど、中国軍の進軍シーンは「見たくない」とトイレに行きました彼女。
若干脚色なのかもしれないけど(いや、そんな事はないか。現実はもっと凄惨だろう)酷いよな。
軍隊なんてほとんど無いに等しく、対抗する術も無いチベット勢。
そこら辺のおっちゃんたち駆り出して即席軍隊作ったようなもんだよね。
…痛いねぇ。痛いよ。これは。
中国側の描写が酷くて抗議受けたらしいけどなぁ、この映画。
ブラピと監督は中国大陸永久入国拒否らしい。

世界情勢をかじってから見て良かった。
単純に「あー、チベット行きたい」とか言えないわ、これからは。
あそこは思った以上に凄まじい歴史の舞台だったんだ。

驚いたのは、コレ、フィクションじゃないですか。
作り話だと思ってたんですが。そしたらマジで居たんだ、ブラピ(の人)
いや。なんだ。すげえな。
歴史についてもっと知るべきだと思った。
旅行するその前に。
旅行はむしろ、自分の知識の確認で。

あー、海外旅行したい。




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