ステバトマーテル 近藤史恵著 中央公論社 1996/6/25
舞台で歌えない歌姫「りり子」。万人のためではなく神のための歌だといってくれた男にひかれる。 版画家の男には盲目の母がいて、男を操っていた。母は子どものために何でも犠牲にすることができるのか?
場当たり的でいい加減に流されるヒロインと翻弄される男達。確固とした信念がないから振り回されるのはあきらめるしかないだろう。惚れたものの負け。母性に関しては思いこみが激しすぎる印象あり。子どものために全てをなげうつ母性はいまどれだけ稀少なものだろうか。(だから作品中にもちこめるのか)
評価 △
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