| 2003年03月10日(月) |
夢みる宝石 (ファンタジー) |
夢みる宝石 シオドア・スタージョン著 早川文庫 1979/7/31
水晶は夢を見る。 創造する。 ホーティはジャンキーといつも一緒だった。 養父のもとから逃げだし、カーニバル一座(小人や鰐男ら異形のものたち)の仲間になった。 座長は夢の産物であるクリスタル人を集め、水晶に命令するすべを探し求めていた。 夢の産物は水晶とシンクロし、支配されていた。 水晶は一つだけでは異形のものしかうみださない。 では番いになったらどうなるのか?
異形ではあるが精神はまともなクリスタル人たちが魅力的である。 主人公ホーティを媒介として異形ゆえのせつなさ純粋さがみえてくる。 何度も読み返す作品。
評価 ○
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