雑記帳

2003年02月21日(金) 深追い (警察短編)

深追い 横山秀夫著 実業之日本社 2002/12/15

三ツ鐘警察署を舞台にした連作短編

深追い  少年時代の淡い想い出の相手が未亡人になった。 
又聞き  人命救助のかげで命をおとした青年。 そのときの真実は?
引き継ぎ どろぼうを捕まえてみれば引退宣言をした男だった。
訳あり  キャリアが女に溺れてるとの内部告発があった。
締め出し 捜査会議に参加するためには壁がある。はいりこもうとしたが・・・
仕返し  息子がいじめられている。
人ごと  小銭だけがはいった財布。持ち主は孤独な老人だった。第一発見者になってもらうために警官の巡回を希望した老人。その終の住みかはマンションの最上階だった。 むせかるばかりの花の香り。 そこで望み通り最期を迎えた。


人ごとの せつなさがよかった。 

評価 ○


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