雑記帳

2003年01月15日(水) カニスの血を嗣ぐ (犬)

カニスの血を嗣ぐ  浅暮三文著  講談社ノベルス 1999/8/5

嗅覚が発達した男。 嗅覚を流れとして捉える。 そしてのこされたメッセージを読みとる。 巻き込まれ型主人公。

何冊か浅暮の作品を読んだが 男が女を「追う」 というのが一貫したテーマのようだ。 それも 受動的に。

今回は犬と比較してるためか 排泄物のメッセージよみとりが 物語をひっぱる。
好みがわかれそうだ。

評価 ○


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