白虎草紙
『遙か』の白虎組についての四方山話、SSなどです。

2006年04月30日(日) 西新宿





  
西新宿を歩くのが好きだ。


70年代から、90年代バブルの絶頂にかけ、
次々と建てられた雲つくビルを、
顔を上げ、
その先の先まで目に入れるとき。


その、姿勢のきつさにめまいを覚え、
首の後ろに痛みを覚え、
人々の挑戦の結実を、
ぽかんと見上げ、立ちどまるときが好きだ。


 
これら、見事なビルも、百年のちにはどうなっているのか。




丹下(たんげ)の都庁、パークビル、
NSビルに野村ビル、
損保ジャパンの可憐なスカートビルは、
今はまだ、新緑の中に堂々と立つが。

 
けれど、確かにどれも、年を取ってきている。


これら、高層ビルの走りの一つ、
野村のビルは5月10日にリニューアルを果たす。

いま、そのビルの前には看板が立ち、
木に灯されたオレンジ色の、
イルミネーションが道ゆく人を、輝かせている。



多くの本を、かつてこのビルの地下の丸善で買った。

そこは店を閉じ、別の事務所が入っている。



三井のビルの地下のオープンデリも、その姿を変えて。

NSビルの上階のレストラン街は、
空き店舗が目立つ。



歩きタバコをよけて歩いた道に、
路上喫煙を取り締まる規制のポスターが並び。



過去と現在を映す自分のそばで、
学生たちが楽しげに、
友人たちとこれからのことを話している。
 
 
 
 
 
 
 

 

  
 
 
 


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桂子 [HOMEPAGE]