白虎草紙
『遙か』の白虎組についての四方山話、SSなどです。

2005年04月26日(火) 命

 
兵庫の事故、昨夜は呆然とテレビを見ておりました。

実家とは離れた路線で、唯一やや近くに住んでいる友人も、
その家族ともども元気でそれはもう何よりだったのですが…

この友人、もとは震災でマンションが倒壊し、
それで離れた場所に引越しした子だったため、
その上に事故に遭ってしまっていたらあまりに
あまりだと思っていたので、元気だよ〜!と返信が
来たときには涙がにじみました。


震災の時、東京から二、三日後に現地に着いて、
家族の無事な姿を見たあとで、幼馴染の子の家を
一軒ずつ回っていったのですが、そのときに
家がほぼ倒壊してしまっていた子がひとり居て、
もうそこには人は居なかったので彼女が無事に
逃れたのかどうかわからず、崩れた家の前に残っていた
ポストに「来たよ。無事でいてね。もしこれを見て
連絡できるようになったら電話してね」と
コピー用紙にマジックで書置きを残したあの日を
事故の映像を見ていて思い出しました。


「ここで あなたの手を握り」にて景時さんに
云ってもらった台詞は、震災前にはそこから見える筈が
なかった六甲山を、軒並み倒れた近所の家の間から
見たときのなんて云っていいかわからない悲しさの
記憶からも出たものだったのですが、
本当に、突然来る死、というのは、
悲しすぎるものだと思いました。


そんな中、昨日、弟に初めての子どもが誕生しました。
同じ兵庫の地で、昨日という日に命が誕生したこと、
弟夫婦自体、いつも命のために働いている医師の二人であることでより、
二重の意味で、
忘れられない日になるのだろうと思いました。




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桂子 [HOMEPAGE]