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夢見る汗牛充棟 DiaryINDEX|past|will
世界史リブレット23 山川出版社 自然発生的に都市が形成されるためには、核となるものがある。 それは、宗教的な権威(教会・修道院)だったり、 行政的な権威(領主の城)だったりする。そこに人が集まる。 その権威に従う代わりに特権を与えられる等、何らかのメリットがある。 人があつまると、経済も発達する。回りに市場ができたりなんだり。 そうやって、一定の人口を含む豊かな塊になる。 豊かさゆえに、襲撃もされるので自衛の必要がある。防御施設を備える。 例えば領主の城砦などといっしょくたに、地域は壁で守られる。 外壁、門、高い鐘楼なんかが都市の象徴。 ただし、都市がかならず外壁で囲われていたわけではない。 いきあたりばったりだと、壁が二重になったり。 発展は、けっこう無秩序。 基本的に寡頭政治。金や権威のある極少数によって都市は治められる。 その権限の移譲も、彼らが任意で行う。 ■空間の構成物 私的:個々の市民の家・店舗・庭園・など 公的:教会・市場・広場・街路・ギルドの建物・浴場などの公共施設 また、宿屋・娼家 など 宗教的には教区 行政的には街区や行政区 ■住居 一般市民は、狭いスペースに居住する。人口過密。 三階〜五階建てで、隣と壁を共有する長屋な造り。 木造が多かった。 木造で3〜5階の狭い集合住宅では煮炊きはいったいどうしていた? 中世じゃ、炉だ。火ぼうぼうだ。石の床が必要じゃないか? 料理、どうしていたんだろう? 衛生状態は劣悪。窓からごみぽいぽい。ついでに汚物もだって。 都市でも市民が普通に家畜飼っていたり。石畳を豚やら鶏やらうろうろ。 フランスの王様が、居間の窓にもたれてセーヌ川を見ていたときに 泥、埃を巻き上げて右に左に走った馬車がそりゃもうすんげえ悪臭を 引き起こした。王様「うがあ!!」とぶちきれ、町の街路や道路を敷石 によって舗装することを命じたそうな。さぞ、すんごい環境なんであろ。 裕福層の住居は石造りもある。 公共建築物は石造り。 道路を敷石で舗装するというのは、大都市以外は遅かったようだ。 ■職業集団 身分制社会。自分の身分、働きに応じて少なくとも一つの団体に所属する。 都市民であれば、ギルド(同業組合)に加入が多い。 ギルド:血縁関係を持たない人々が相互扶助を目的として結成する集団。 商人のギルド:都市の経済を制御する機能。 手工業者のギルド(ツンフト):製品の統制と品質の管理。 親方−職人−徒弟を構成員とする。 親方になるための要件。マスターピースの作成。親方加入金の支払。 ■大学(研究・教育組織)を中心に広がる都市 だから、ファンタジーな世界で魔法都市が成立しても別に変じゃないのね。 いつでも学生は優良な消費者なんだろうな。学ぶ3倍遊ぶので、自然 サービス業も栄える模様です ■施療院 社会福祉施設。元来は、社会的弱者保護の観点から修道院が設けた。 一夜の宿を欲する巡礼者や、貧者、捨て子や病人を受け入れた施設。 都市の裕福な市民が寄進して設立する場合もある。 本来は弱者を受け入れる。 後にライ病、捨て子、盲人など対象を限定する救済施設も出てくる。 ■身分 基本的に階級社会なので、身分によって差別される。 差別がわかるように、服装などが定められる場合がある。見てわかるよう。 ■PS どんな時代、世界でも、金融業(金貸し、造幣など)は社会の勝組だ。 うへえ。
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