夢見る汗牛充棟
DiaryINDEXpastwill


2005年03月17日(木) あ〜あ

春の嵐と思しき一日。風雨甚だ激し。

会社からの帰りに、合羽着てだね、会社に置きっぱなしだった

長くてごついジャンプ傘持ってだね、自転車をひた漕いだわしだった。

合羽着ていたから傘を差す必要はなかったし、差したらおそらく

強風で壊れておったろう。安全のためと傘のためを慮り、私としては

そういう途を採らざるを得なかった。傘は長くて邪魔だった。


だが、道半ばにして、わしは前につんのめった。何故か?

自転車が急に前進をやめたからだった。わしは急に止まれない。

これを慣性の法則と謂うのだろう。

前輪に件のジャンプ傘がまきこまれてめきめき音を立てていた。

自転車無事でいてくれ!!と祈った。前輪と傘のガチンコ勝負だ。

双方とも無事、はありえん。傘が無事なら即ち前輪はおシャカである。

それなら、980円のジャンプ傘には心でグッバイ!!と叫ぶのに

なにをためらうことがあろうか。

祈りは天に通じた。前輪はどうやら無事だった。だが、チェーンが

外れてぶらさがっていた。雨は、以前さあさあ降っていた。

落ち着いて直せやしない、わしは自転車を転がしてとぼとぼ歩き始めた。

傘はS字になっていた。

S字の傘を手に持って、自転車転がして歩くのはどうにも恥ずかしかった。

傘が壊れていなければ、顔を隠して歩けるのに……。

そう思ってから、わしとはなんて手前勝手なわしだろうと苦笑した。



恵 |MAIL