しゃぼん暮らし
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七月の筆
きょう ひさしぶりに人に書いた
ちからをさずけよう
勇ましいことだね
手首から腕のねもとにむかって 〈嵐のなかの嵐〉とか
腹に〈暗躍〉
くろぐろと
ひとにかくのはいい
消えるのはいいな
これではなにものにも負けないね 施設のうすい扉をひらいて
遠くへゆくひとを見送った
夏が終わるまであえないね
「げんきで」
夜は
子供会の盆踊りの看板かき 水飴五十円、くじ五十円、
「ママ、やすい、やすすぎるよ」と 姉妹がよこから口出し
スーパーボールでひともうけ しようなんて思うな
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