曇天堀切菖蒲園のゆるい祝祭感をたのしんであら川へ草の丈がたかくかきわけてかきわけて猫を追いかけちいさな家にたどりつく草にかくれて暮らすひとたちだ気配があった自転車もとめてある入り口ふきんに敷かれたゴザがまだあたらしいような『草の巣』(角田光代)を思い出すすこし風がひんやりするあてどない気持ちはどこからくるのだろう歩く