紺のガウンでかしこまる子供達ゆきつ戻りつ厳かに式レイ証書をもらって手をふってハンカチはぬらさなかったけれどわたし帰り、皆に手渡すためにすこしずつ花束をつくる手伝っていて束ねたときについたのだろう菜の花黄の花粉が黒のスーツ前身頃に斑点、びっしりとついて着替えるときまで気づかなかったでも、きれい、と思ったおわったな、とゆっくり思った