しゃぼん暮らし
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最後のご奉公でござる
大掃除 ジャージに半袖
ハタキをかかげて
木の園舎の 一番たかいところの電球のそばで ふいにしみじみ
せいたかチームのわたしとオイカワさん は後半ドブへ回る うすいナイロン手袋を 渡されて 側溝の蓋を持ち上げて ふちのほうに固まった砂を落として きれいにする
泥水をすくいながら
「なんか泥遊びしてるみたい」 ドブに沿って座り込んでお母さんたち
水がホースから次々流れて終了
「ああ、きもちいい」とハバサキさん こんなに邪気のない声ってあるんだ、と びっくりする
重い側溝の蓋をすこんすこんと嵌める
えい、やっ、えい、やっ、と
「ひろたさん、うまーい」「プロみたーい」と 褒められる
てれくさくなり 気の利いたことを言おうとしたが やはりてれくさく
やめる
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