しゃぼん暮らし
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ぷらむ短歌会の11月歌会へむかう
横浜線の車中、ずっと、 大きな紙袋をたずさえたおじさんが 手をハンドマイクのカタチにして放送をおこなっていた どうやら中央線についてのお詫びの言、口ぶりが現役の駅員のようだ
車両から車両へ そしてまた戻ってきて
揺れながらさしこむ陽をひとりじめにしていた
ちょうど『トゥルー・ストーリーズ』を読んでいたので 可笑しかった P・オースターを閉じてじっと見てしまう
南大沢へ到着
いきなりおやつに綿菓子が配られて これまた可笑しかった
東直子先生の短歌講座 本田瑞穂さんの『すばらしい日々』
すばらしい日々を半音ずつ上がり下りしながらやがて忘れる(本田瑞穂)
ぷらむのみなさんと いろんな声音でうたをよんでゆく
ゆっくりと歩いた春の一日のこと持ちかえた左手に湧く(本田瑞穂)
なんだろ、この感じとか、説明しにくくて、 とても好きです
そして今月のお題は『眼鏡』 「超音波眼鏡洗浄機」「とくべつなしたしみ」「ヨン様」「助宗鱈」「改革派」「漫画でいうと・・・」「時間をいう」
歌会はひさしぶりで楽しかった 「ひろたさんのうた、飛びすぎてたけどだんだん短歌におさまってきた」らしい 短歌は数だけはつくってるんだけどなかなか・・・
でもまあ、気負わず続けてゆこう
次の月は もう、12月、はやいなあと思いつつ 帰路
帰りのエレベーターのなかで 東さんのロミオのペンダントにふれる
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