しゃぼん暮らし
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2004年11月07日(日) 眼鏡なぷらむ

ぷらむ短歌会の11月歌会へむかう


横浜線の車中、ずっと、
大きな紙袋をたずさえたおじさんが
手をハンドマイクのカタチにして放送をおこなっていた 
どうやら中央線についてのお詫びの言、口ぶりが現役の駅員のようだ

車両から車両へ
そしてまた戻ってきて


揺れながらさしこむ陽をひとりじめにしていた


ちょうど『トゥルー・ストーリーズ』を読んでいたので
可笑しかった P・オースターを閉じてじっと見てしまう


南大沢へ到着

いきなりおやつに綿菓子が配られて
これまた可笑しかった


東直子先生の短歌講座
本田瑞穂さんの『すばらしい日々』

  すばらしい日々を半音ずつ上がり下りしながらやがて忘れる(本田瑞穂)


ぷらむのみなさんと
いろんな声音でうたをよんでゆく


ゆっくりと歩いた春の一日のこと持ちかえた左手に湧く(本田瑞穂)


なんだろ、この感じとか、説明しにくくて、
とても好きです


そして今月のお題は『眼鏡』
「超音波眼鏡洗浄機」「とくべつなしたしみ」「ヨン様」「助宗鱈」「改革派」「漫画でいうと・・・」「時間をいう」


歌会はひさしぶりで楽しかった
「ひろたさんのうた、飛びすぎてたけどだんだん短歌におさまってきた」らしい
短歌は数だけはつくってるんだけどなかなか・・・

でもまあ、気負わず続けてゆこう

次の月は
もう、12月、はやいなあと思いつつ
帰路


帰りのエレベーターのなかで
東さんのロミオのペンダントにふれる



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