しゃぼん暮らし
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足の移動
ケア体操の講座説明会は満員 今期の申し込みは難しそうだ 私の発明した体操のほうがいいのにな、じいさんばあさん喜ぶよ、と じりじり
ようやく関内 馬車道・1929ホールへ アスベスト・ウィーク<舞踏の火・舞踏の華> 展示の最終日にぎりぎり間に合った
あのしろいホールが立ち見であふれる
なつかしのアスベスト館の床を使用して 舞台を組んであるのだ
隣に座っている伊津野重美さんに 「えみちゃん、舞踏家にてんこうしたらどうだ?」などと 軽口をたたいている
<火の会>の舞踏と音楽のリレーセッションでは 追悼ライヴの意味合いもこめて名だたる舞踏家が 次から次へと踊る踊る
音楽も炸裂しっぱなし
魑魅魍魎の面々が続くなか 金沢舞踏館の山本萌さんがほとんど稽古着で すうっと踊ったのがうつくしかった 金沢ではじめて観たの、いつだったかなあ、
時が移動しただけだ
帰り際 萌さんに挨拶しようと楽屋へ立ち寄ったら あおいビニールシートが一面に敷かれていた しろいものが点々と ふふ、みんな、ここでいっせいに白塗りしたのかな、さぞ壮観であっただろう
やさしい闇のなかで挨拶を それぞれにかわしながら
またね、と手をふった
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