しゃぼん暮らし
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おんぶして うえのひとがパンを食らう
施設の連合スポーツ・フェスで ユイはパンを頬ばる 予備のパンがいくつもあまって 何度も走るひとたち いろんなひとが 知らないひとをおぶっている アリガ老人におんぶをせがまれる 老人の眼は義眼めいている
二人三脚、風船わり、スプーン・レース ひとによって安定する姿、楽な姿勢、と いうのはさまざまである
なんとか抜け出して マラリーへ、と思っていたのに かなわなかったな 舞台で炸裂、するひとたちを想う
夕方からブラス・バンド演奏、踊り などがはじまって 帰宅するともうくたくた 子供達よりさきに布団にはいっていたら
電話で起こされる
京都の〈とんぼ〉の面々であった 声がつぎつぎと変わって御礼されていたようだ よくおほえていないのだれど むこうの皆さんは〈ぐでんぐでん〉 明度たかい
今度きょうといらっしゃい のみましょう
と
ねむくてねむくて
見知らぬひとたちにいちいち頷いていたと思う
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