★悠悠自適な日記☆
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2002年11月17日(日) 面接めぐり。

<某D大学AO入試2次審査>
 控え室で待っている間が一番緊張しました。周りはパッと見中学生のような女生徒にツンとした態度で座っているお嬢様の様な人…私が一番ソワソワしていたのかもしれません。

 前の人の面接は30分ピッタリで終わり、それぞれの学部の人が一気に退出してきました。どこの学科を受験した子かは分かりませんでしたが、涙をポロポロ流しながら出てきた女の子、「メッチャキンチョウシタワ…」とブツブツ言いながら出てきた身長2mくらいの外国人(多分ハーフ)を見て、次に私が呼ばれるまでの10分は私まで泣き叫びそうになるくらい緊張していました。

 ところが面接官の方々はとても穏やかな方で、私の緊張を和らげようととても気を遣って頂きました。

「何時に家を出たの?」
「7時20分です。」
「じゃぁ早く着きすぎたでしょう?どうやって時間潰したの?」
「マクドナルドでホットケーキを食べていました。」
「おいしかった?」
「緊張していてあまり味がわかりませんでした。」
「君、全然緊張してるように見えないよ?」
 
 …とまぁこんな感じで面接は始まり、このまま上手くいくかのように思われました。ところがです!「あなたの学校の特色を教えて下さい。」と言われ、私は予想していなかった質問に慌てて「部活動がさかんです。」と当り障りないことを言いました。すると面接官は「それだけ?」うぅ…どうしようどうしよう…。何を血迷ったのか、私が応えたのは「た…体育の先生がとても怖いです…。」あぁ…やってしまった…。私は面接官にただ笑って流してもらう事を願いました。しかし面接官の反応は、大真面目な顔で、「そうですか…。(しばらく沈黙)」あぁ…せっかくマクドナルドの話題で穏やかな空気が流れていたのに一瞬にして壊れました。

 それでも本題に入ってからは、比較的私の得意分野…つまりは日頃から考えまくっていた質問をされたので、勢いにのってしゃべりまくりました。最後に面接官には笑顔で「君は高校生とは思えないほど心理学について研究しているね」とも言われたので、まぁそんなに悪くない面接だったと思います。体育教師についての発言を除いては。あとは、質問に対してキチンと答えが返せていたらいいのですが、そのへんはよくわかりません。

<某K大学AO入試2次審査>
 午後はK大学に移動しての面接でした。午前に受けたD大学での面接がそこそこだったので、控え室にいる間は全く緊張しませんでした。むしろK大では何故か1時間半も待ち時間があったので眠ってしまう程でした。それくらい気が抜けていたし、疲れが出ていました。

 ところがです!面接で名前を呼ばれて中に入った瞬間、頭の中が真っ白になりました。D大学の面接とは空気が全く違うのです。張り詰めた空気、そのくせに偉そうでやる気のなさそうな面接官(35〜40歳くらいの男に70くらいの今にも死にそうなじいさん)面接官の机に評価対象カードはなく、わら半紙とボールペン…。椅子に座った瞬間「アカンわ…」と思いました。そしてその通りになりました。面接官は私の願書をパラパラと捲り「で、君はこの大学の何に惹かれたんですか?」それでも私は懸命に「…で、…な事柄に興味を持ち…を勉強をしたいと思っったのでK大学を選びました。」と応える。そして次の質問。「では、どうしてこの大学を志望したのですか?」おいおい今言ったやんけ!心の中でそう突っ込みながらも、私の説明がいけなかったのかなと思い、もう一度頑張って応える。そして次の質問「では、大学では何を学びたいのですか?」だから今言ったやんけ!!私も必死なので泣きそうになりました。このように、聞く気があるのか最初から落とすつもりなのか、相手の意向がさっぱりわからない曖昧な質問が展開されました。

 その後(演劇サークルには入らないと言ったのに)「うちの大学の演劇サークルについて何か調べましたか?」「演劇サークルの人とは友達になりたいですか?」「演劇サークルの人に声を掛けられたら一緒に芝居をしますか?」「心理学では菌を扱う実験などがありますがそれに耐えれますか?」…などなど、そんなこと聞いてどないすんねん!と言いたくなるような質問ばかりでした。時間稼ぎなんだろうなぁ…という雰囲気が最初から感じられました。それで最後には「あなたの人間性がよくわかりました。」と言われ、とても腹立たしい気持ちになりました。人間性や意欲を重視する試験なのに、私が発言した内容に何ひとつ指摘をしてもらえず、一方通行で、押し付けるような、何ひとつコミュニケーションのとれない面接になりました。二度とこの大学に来る事はないだろうと思いながら大学を後にしました。同時に、K大学への魅力も感じられなくなりました。

 同じような入試制度で、同じような学科に同じような願書を提出しているのにK大学とD大学とは大違いです。そういえば、D大学は受理通知も1次審査の合格通知も日程通りに届きましたが、K大学は受理通知などなく、合格通知も日程通りに届きませんでした。そこには明らかに伝統の差、レベルの差、AO入試に対する取りくみ方の違いが感じられました。K大学もD大学程ではないものの、そこそこネームバリューがある大学だっただけにショックでした。

 受からない限り私も偉そうなことを言えた義理ではないのですが…。
 受かって欲しいです。まずはそこからです。


嶋子 |MAILHomePage

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