Leonna's Anahori Journal
DiaryINDEXpastwill


2010年12月17日(金) 今年の後半を振り返ると…

今年はサッカーW杯があったのでしたね、南アフリカで。もう、遠い昔のことのような気がする。
6月にW杯があって、7月8月はやたらに暑くて夏バテ。
で、9月にローマへ行ったのだけど、行く前と帰ってきたあとがとにかく忙しくて参った。出かける時点で実はすでにへとへとの状態だったのです。

それで、ローマから帰って10日ほど経った日の朝、出勤途中に自転車にはねられてしまったのですよ。
雨の日で、渋滞で動かないバスに乗るのをやめて駅まで歩いて出ようと、普段は通らない道を傘をさして横切ろうと足を踏み出したとたんに、ぽーん!と。猛スピードで緩いカーブを曲がってきた自転車はブレーキを効かせるひまもなく突っ込んできました。「はねられる」という言葉の意味を身を持って知りました。

気がつくとアスファルトの道に倒れていて、傘も鞄も持っていなかった。起きようと思うのだけど腕だの膝だの打った場所が痛くてなかなか起きられない。口からは勝手に「痛い、痛い」って言葉が出てくるし。早く起きないと、もうすでに洋服が路面の雨を吸ってびしょびしょなのに…。
自転車に乗っていた女の人が呼んでくれた救急車で搬送されたけれど、骨折はなく打撲ですみました。どうやら自転車の前カゴにぶつかって飛ばされてしまったようなのですが、警察のひとに「自転車はどちら側からぶつかってきたか」と聞かれても咄嗟に答えられなかった。気がついたら飛ばされていたので、はっきりこうだったと説明できるような記憶がない。頭は打ってないんだけれど、起きたことのスピードに認識がついていかない。

翌日はひどい筋肉痛に見舞われました。打撲の痛みではなくて、全身が筋肉痛。きっとはねられた瞬間のショックに全身の筋肉がぎゃっと仰天した、その後遺症(反動)だったのだと思う。
いろいろと新しい発見の多い経験だったけれど、しかし、あれが自転車じゃなくてバイクかクルマだったら、私、助からなかったかも。

事故に遭ったとき、私はうまく行っていないある仕事のことを考えていて、心ここに在らずという状態でした。ただ考え事に没頭しているだけではなくて、会社の仕事環境(人的環境)に対する不満も抱えていたし、締め切り時間に対する焦りもあった。要するに個人的にあまりよい状態ではなかったのです。
で、自転車にポーン!って、こんなのダメでしょう!(←だんだん自分の愚かさに気がつき始める。)絶対にダメだよ、こんなことしてたらほんとに死んじゃうわよー。もー、バカじゃないのーあたしー。

それ以来少し考え方を改めまして、忙しいのは相変わらずですが、とにかく粛々と仕事をする、周りを悪化しない、そして夜は出来る限りたくさん寝る(よくばってあれこれしない)ことにしました。
それで、その後の3ヶ月、10月、11月、12月に何をしていたか、覚えていない。とにかくひたすら仕事して、帰って寝る、の繰り返しの日々。これ、地味だけど悪くなかったですよ。充実感はあった。

そんなこんなで、かつてないくらいにガリガリ仕事した今年、明けて新年は東北の温泉で過ごすことにしました。もう持って行く本も買ってあります。今年もあともう少し、雪の中の温泉を楽しみに、ガリガリ頑張るのです。






レオナ |MAILHomePage