Leonna's Anahori Journal
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2009年12月31日(木) もうひとつねると、おしょうがつ

 
魔裟斗の引退試合。
「強くいられる間にやめたい」のだそうだ。さびしくなりますね。
 
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最大晦日なので、最後に今年の読書を振り返ってみたいと思います。
印象に残っている、5冊。

・「朗読者」ベルンハルト・シュリンク: へヴィな内容ながら小説を読む楽しみを堪能させてくれる。映画を観た人は、原作もぜひ。作品そのものの力で後世に残る傑作です。

・「嵐が丘」エミリー・ブロンテ: 作家の注ぎ込んだ情熱の質量が凄い。濃過ぎて疲れたが、読後には清涼感が待っていた。さすが世界十大小説に数えられるだけのことはあります。

・「偶然のチカラ」植島啓司: 知識のためではなく、生きるために読む実用書。ガツガツしない、慌てて選択しない、流れを読む、なるようになる。たまに読み返して自分をリセット。

・「夕顔」白洲正子: 花瓶ひとつを語るのに式子内親王の和歌を引いてくる。しかもその歌の読み解きの新しさと説得力。ライフスタイルに憧れる人も多いようだが、教養人としての白洲正子ってすごい。ため息とともに、思わず襟を正しました。

・「サトラップの息子」アンリ・トロワイヤ: 少年期の真剣(亡命者ゆえ)で、でもちょっとマヌケな思い出の数々…ばかりと思いきや、最後に胸の詰まる展開。しかもノンフィクションだと思わせておいて…(以下、自主規制)。またひとり素敵な作家と出会えました。
 
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今年は仕事に慣れ、会社になじむとともに気分的にも明るくなったように思います。
とにかく夜は寝ることにして(自分的にはかなり)朝型になったのが良かった。年齢とともに健康志向が強まっております。もう若い頃のような無理がきかないので、自分をいたわるようになったんだね。
来年は仕事が面白くなりそうな気配がちらほら。三歩下がって薄目で流れを見渡しつつ(人相悪し)やっていきます。仕事でも、プライベートでも、面白い、楽しいと感じられることが大事ですもんね。

それでは皆様、良いお年を。来年もよろしくね!
アディオース!!
 
 
  



 


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