Leonna's Anahori Journal
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2009年12月23日(水) 自分にご褒美

 
誕生日であった。
少し前にカイロプラクティックのY先生から銀座分院の割引券をもらって、ストーンセラピーの予約を入れておいたのだった。ストーンセラピーは、平たい、すべすべの玄武岩を温めて使うオイルマッサージだ。

お昼の12時から銀座分院でマッサージ。
施術中、少し寒かったり、ちょっと痛かったりしたのだが、それが言えなくて歯を食いしばってがまんしてしまった。マッサージしてくれた女性スタッフはとても感じがよくて、ただ私が「少し寒いです」とか「もう少し弱めでお願いします」といえばそれで済んだのに…。最後に温めた石を敷いた上に寝てうとうとしたのが、とても気持ちよかった。
しかし、やっぱり私に一番あっているのはカイロプラクティックのようで、ストーンのあとの骨盤調整ですっかり凝りがとれて元気になった。事前申告してあった四十肩も若干楽になって、腕がかなり上がるようになった。

マッサージのあと、横浜へお墓のお掃除に行き、それから横浜の友だち(中学高校の同級生)と会ってお茶をして、帰ってきた。
友だちは、突然メールを入れたにもかかわらず、時間を作って駅前まで出てきてくれた。彼女とは去年の暮れにもこんなふうにして会った。その駅は、以前私が二十五年間住んでいた町にあって、彼女と私はこの駅の階段のところで毎朝待ち合わせて一緒に高校へ通っていたのだ。
楽しいことばかりではなく、いろいろな思い出のある場所だけれど、なぜかこの頃は素通りするのにしのびなくて、「実はお墓参りに来てるんだけど…」と友人を呼び出してしまう。

友だちとは一時間ばかり、自分や家族の健康のことを中心に話し込んでしまった。昔、デヴィッド・ボウイやクィーンの話で盛り上がった(洋楽好きの馬鹿娘だった)頃にくらべると、真剣さの度合いが違う。夢見る頃を過ぎても共通の話題は尽きないのだから、これは喜ぶべきこと、なのだろうか?

私はこの数年というもの、自分は孤独には慣れているし、ひとりでいるのが好きなのだと勘違いし続けてきたお陰で、必要以上に「ひとり」になってしまった。要するに、傲慢だったということだろう。孤独というものを甘くみ過ぎたのだ。
それで、たまに友だちに会って顔をみて話したりすると、何か凄く特別な、忘れがたい一日だったように思う。今日、誕生日を迎えた自分にとっての一番のご褒美は、マッサージもさることながら、やはり友人と会ってお茶を飲んで話したこと、なのだ。











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