わんぱくルンバの冒険日記

2003年12月03日(水) がまんしてたのに…

 保育園からの帰り道、ルンバが突然こう言った。
「おしっこ〜〜!」
 場所は住宅街のどまんなかである。

 あわてて辺りを見回すが、用を足せる場所など当然ない。よそさまの家の塀にさせるわけにはいかない。ど、どうしよう。
「ここじゃおしっこできる場所ないから、もう少しがまんできる?」

 ルンバは泣きそうな顔で、「えー」と言っていたが、歩いていた彼をベビーカーに乗せ、あわてて出発すると、途端にトイレのことなどサッパリ忘れたように言わなくなった。

 普段どおりにおしゃべりしたり歌ったりしている彼を見て、「実はそんなに切迫していなかったのかな? もう大丈夫なのかも」と思い、買い物をしようとスーパーに足を踏み入れた瞬間、ルンバが叫び出した。

「いや〜、ルンバくん、おみせには絶対行かない! おうちに帰るの。おしっこ!」

 あっ、がまんしてたのね。

 あわてて2階のトイレに着くと無事に用を足し、「さっぱりした」と晴れやかな顔を見せる彼。ちょっと前までなら、お店までがまんせずに漏らしていただろう。なにせ、「おしっこ!」と言いだしてから店に着くまで、10分くらいはかかっているのだから。せっかくがまんしてたのに、勝手に平気なんだと思っちゃってゴメン。

 悪かったなと思っていたら、まんまとお菓子を買わされてしまった私であった。


 < 過去  INDEX  未来 >


よん [BBS] [MAIL] [HOMEPAGE] [2人目妊娠記&近況]

My追加