わんぱくルンバの冒険日記

2003年09月06日(土) 病院好き

 ルンバの日本脳炎予防接種第1回を受けに、かかりつけの小児科医へ。ここに来るとトーマスだのトミカだのプラレールだのの絵本がたくさん見られるので、実はルンバ、病院好きである。別に病院に寄るわけでもないのに前を通りかかると、
「トーマス、見ようよ!」
 と言い、通り過ぎると怒るし、病院に行った後はしばらく、保育園に行く時にも
「今日は、トーマス?(病院に行くの?と聞いている)」
 とか聞いてくるくらいだ。

 だから、病院に行くと聞いて、楽しみにしていたルンバ。行ってみると思いのほか空いていて、待合室でルンバが絵本を開いた途端に呼ばれてしまった。見始めたばかりのルンバ、「いや!」と首を振って、診察室に行こうとしない。仕方がないので絵本を診察室に持ち込ませてもらうことにし、なんとか説得して先生のもとへ。久々の注射だったけれど、泣かず。針を抜いた後、先生がルンバの目をジッと見て、頭をなでながら、
「よくがんばった!」
 とほめてくれたのが良かったのかもしれない。
「ルンバくん、チクッてしたよ!」
 と言っていた。

 注射が終わると母子手帳と保険証などを受け取り、もう帰ってもよかったのだけれど、なにせルンバ、絵本を見ることを楽しみにしてきたものだから、素直に帰るわけがない。「もう1かい」「もう1かい」と1冊見終わるごとに次の本を取りに行ってしまう。さすがにこちらもしびれを切らし、なんとか「次で終わりだよ」と指切りをさせた。やれやれ。
 病院を怖がって行くのを嫌がるよりはいいけれど、病院好きにも困ったものなのである。

 ちなみにその後、昼食をとってから2人で公園へ。今日は猛暑だったというのに、ルンバは大はしゃぎですべり台に、砂場に、セミの抜け殻集めにと走り回り、ここでも「帰らない!」をくり返してくれた。9ヵ月妊婦の母は、なるべくベンチに座ってはいたものの、息子のつきあいでクタクタになってしまった。暑くて汗をいっぱいかいたせいか、ルンバは外出中、4時間くらいおしっこが出ず、ついに出ないまま力尽きて寝てしまったのであった。


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