わんぱくルンバの冒険日記

2003年09月04日(木) オムツはいつ外れるか?(29)

 お迎えに行くと、
「今日はルンバくん、えらかったんですよ〜!」
 と担任の先生。

 なんでも、一番最初に昼寝から目覚めたルンバ、真っ先に着替えを済ませ、皆の支度が済むまで、いい子でおやつを待っていたそう。しかも昼寝中にオムツにおしっこをしておらず(昼寝時のみオムツをはいている)、目が覚めてからちゃんとトイレに行ってしたのだそうだ。おお、すごい!
 ただ、おしっこがたまっていたせいか、あまりにも勢いよく出てしまって、周りに飛び散ってしまい、自分でもビックリしてしまっていたのだとか。

「もー、これでもかっていうくらい、ものすごくほめちゃいました!」
 と先生。良かったねえ、ルンバ。

 帰宅後はまず1回失敗。出てすぐ
「おもらししちゃった」
 と知らせに来た。その後、珍しくパンツも何もはきたくないと言うので、お尻丸出しのままに。
 すると、しばらくして
「チー行かなくちゃ!」
 といいながら一人でトイレに行き、用を済ませた。

 そしてまたしばらく後。遊んでいたルンバが急に、
「オムツちょうだい」
 と言ってきた。パンツではなくオムツを、と言うので、
「どうしてオムツが欲しいの? ウンチしたいの?」
 と聞くと、少し考えている様子。
 そうして、やおら一人でトイレに向かい、何やらガタゴト音を立て始めた。こっそりのぞきに行くと、自分で補助便座をセットして座り、ウーン…とがんばっているルンバの姿。

 足が宙ぶらりんなので力を入れづらいのか、がんばるけれどなかなかウンチは出ない。やがて
「ママー、ウンチ出ないよう」
 と切ない声が聞こえてきたが、まだ隠れて見ていると、再びがんばりだすルンバ。
「もうすぐ出てくるからね」
「……やっぱり出ないかあ…」
「むずかしいなあ…」
 と、実況中継が聞こえてくる。

 とうとう、「ママー!」と助けを求める声。行ってみると、そばで応援しろという。
 便器に座るルンバの横で、「がんばれ、がんばれ!」と声援を送り続けたが、結局ルンバはそのまま遊び始めてしまい、ウンチは出ずじまいだった。

 だが、ルンバがトイレでウンチをしようとしたのは、生まれて初めてのこと。その気持ちの変化だけでも、ものすごい成長だ。感動してしまった。トイレでできる日も、もしかすると近いのかもしれない。


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