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| ≫2008年05月16日(金)≫ |
今感じていることは、ナオはどんなに大変でどんなに大変でも、舞台が好きで好きで好きで、涙が出ちゃうほど好きなんだってこと。今日は一日デザイナーについて、まず朝は10時からランスルーを見た。今回3度目のランスルー、音楽も演技もついて、今までとは全然違った。ナオだけ一人、本当にただの見学っぽくて、なんとなく居たたまれなかったけど、必死で昨日一昨日のフィッティングで知ったこと(キャラクターの衣装が動きが付いた時にどう見えるか等)を考えてたよ。まあ結局はうわーー!!とほぼただの見学そのものだったんだけどもさ。デザイナーにその時言われたことは、例えばこのランスルーで衣装係として見るべきは、ポケットや靴下、下着などの必要性について。プロップをポケットに入れる必要のある役は、どのくらいの大きさのポッケがどこに必要か、高いところに上る必要のある役の靴のこととか、舞台上で着替える必要のある役なら下着も考える。そういう、デザインの段階ではわからない事を見る。うん、勉強してる!リハが始まる前に役者さんにコルセットの着付けを頼まれた。きっと少し前のナオならうわうわうわまずいどうしよう!と自信もなく焦ったかもしれないのに、ここでの2週間の経験と、確実に身に付いている学校での勉強のおかげで、落ち着いて、やるべき事が出来た。些細なことかもしれないけど、その場に一人いた衣装係として、頼まれたことも嬉しかったし、きちんと出来たことも嬉しかった! 舞台の、演出の加わったリハを見るのは、日本で友達の舞台を手伝った時と、これで二度目で、日本のときは自分も舞台の転換の仕事があったからそっちに集中していて全体を捉える余裕はなかったけど、今回は全体が見えるデザイナーの横にちゃっかり座らしてもらって、ナオにかかる責任の少なさも自覚してるし、ちょっとかなり素の自分で見学しちゃった。そこで、気持ちの80パは歓喜なんだけど、残りの20パでどこか、ああ見たくなかったかもな、と思った。理由はまあ察して。自分でも上手く言葉に出来ないんだけど。この辺が、人がナオに舞台の仕事はナオが舞台好きすぎてどうなの、と言う理由なのかも。これからどんどん、今までのような素直で純粋でちょっとミーハーな目では舞台観れなくなるのかな。でも、それを犠牲にしてもやりたいって思う。これしかないな、とも思う。それがどんなに大変でも! 午後は一度劇場に戻って細かいことをワードローブで確認したあと(正直、リハ見が色んな意味でレベル高すぎて、劇場に戻って針と糸を手にした時に心からほっとしてしまった)またデザイナーについて、今度はナショナルシアターのハイヤープレイスへ、足りなかった衣装を選びに行った。デザイナーとナオと2人で行ったから、緊張もしたし、責任も大きく感じたよ。このデザイナーさんは、ちょっと雰囲気どこか怖いところがあって、だけど凄く素敵な人だと言うことも充分わかってるし、凄く尊敬もしてるし、2人で、話せる機会があってとても嬉しかった。こういう時に酷く自分の語学力にがっかりを感じちゃう。ネイティブだったら、と考えちゃう。けど、もし、とかは意味ないなっていうのもわかってるから、やっぱりナオはナオの出来る最大限をするしかないんだよね。正直に、舞台が好きなんですっていう話をした。お勧めのオフシアターとかいくつか教えて貰って、今度行ってみようと思うよ。ブッシュシアターとソーホーシアター。それに、ワードローブとデザイナーでは、衣装に対して舞台そのものに対しての見解も違くて、両方から話を聞けるのは本当に最高。有り難い! 衣装選びは、うちのプロダクションの衣装や、ブリストーの衣装で散々して、沢山のことを教えて貰った後だったから、出来るって自信を持って、頑張った。例えばデザイナーに、ニックの使う、青い、19世紀のズボン持ってきて、と言われたら、まず19世紀のズボンセクションに行って、青いズボンを見つける。そして表示があればそのサイズを見て、表示がなければサイズを計って、もし丁度良いサイズならそれで良いし、もし大きかったり小さかったりすれば、調節が可能かを考える。そしていくつかのオプションを持って、最終的にデザイナーに見て貰う。だから、ナオに必要なのは、各時代の服の形や特徴の知識と、キャラクターの把握、役者のメジャメントと、衣装を計る技術。難しいのは、例えば靴でも、色々種類があって、どの靴が必要なのか、その名前と形を覚えてないといけない。帽子でも一緒。服なら、時代背景と、生地の名前や特徴も知ってないといけない。まだまだまだまだ勉強することが沢山ある。(あ、来週の火曜日は靴と帽子の種類リサーチを図書館でしよう。) 次々に出される指示に、責任と、広いフロアを行ったり来たりの疲れもあって、途中で何度かくじけそうになったけど、まだ大丈夫。結果的にはきちんと働けたと思うし、一度で完璧は無理でも、確実に成長してる。大丈夫。これらの衣装を、ナオが選んでナオがサイズを直す衣装を、役者さんが着て舞台に立つんだ、と思うだけで全て報われる。実際そこまで自分本位ではもちろんないけれど!それに、誰よりも早く、デザイナーのビジョンを実際の衣装で見れる特権。あああの役はこうなるのか!っていう面白さ。ああこの衣装あの役者さんが着たらどうなるかな!っていう面白さ。プラス、もしジョー君なら…っていう妄想おまけつきで。 衣装選びが終わって、その場解散だったから直帰できて、インターネットも使えないし、取り敢えず夕飯を食べて、食べて食べて、歌を歌った。ひたすら。ああたまってるな!っていう自覚をしながら声が疲れるまで歌って、後はスワンレイクをひたすら聴いた。途中でちょっとゴルドベルグも聴いた。選択肢の少なさもあるけど、こういう時にも聴くのは舞台音楽っていうのが自分で嬉しかった。一日中舞台のことを考えてる。実は今、午前4時で、というのも、音楽を聴いてたら眠気を我慢できなくなって、8時頃に寝てしまったから、変な時間に目が覚めてしまって、こうやって日記を書いてる。最後に書きたかったのは、その時見た夢でも、ナオは大量の衣装を目の前に、うわああああ凄い!素敵だーー!と感動していたこと。こんなに大変で疲れた一日の後の、無意識の夢の中で、素直に心から衣装が好きだって思った。だから、全然大丈夫!なんだ!嬉しい!! |
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