2004年07月20日(火) リストラ

生まれて初めてリストラした。
良い気分ではない。やりきれない。

N本さんだ。
彼の仕事の仕方には問題があった。

メーターの操作がうまくできなかった。
道が覚えられなかった。
お客のいうところにいけなくてトラぶった。
時間受けのお客を迎えに行くときにコンビニによって買い物していた。
セクハラ発言が目立つ。
六人乗れる車を五人しか乗れないと言い張って、挙句の果てに車検証にそうかいてあるとまで断言する。みればすぐわかるのに。
信号無視をする。しかも、全く信号の存在に気づいていない。

そして、何よりも問題だったのが、上記のミスをしたときに、少しガス馬車業界にいればすぐわかるようなその場逃れのウソをついたことだった。
それですべての信頼を失った。
メーターミスをしようが、道を間違えようが、お客のところにいけなくてトラぶろうが、正直どうとでもフォローはできる。
しかし、ミスに対して嘘をつくということは、そのフォローの道を閉ざしてしまうことになるのだ。
その結果が招くことは、客の離反。そして、その延長には会社の破綻がある。
そして、注意しても結局直らなかった。

彼が悪い。
彼は社会人としてあるまじき行為をしてしまった。
彼はリストラされてしかるべき人間だとおもう。
実際、おいらも彼を試用期間中に排除する方向で意見を言った。
けれど……。
やはり、人の生活の糧を奪ってしまうことは、やはり抵抗がある。
明日から、彼は無職だ。
それも、すべて自分が招いたこと。
会社の人間たるもの、会社の利益を損ねそうな人間は、排除すべきなのもわかる。
けれど……。

なぜもっと注意したときに真摯に聞き入れてくれなかったのだろうか。
はげはいった。
「人生50年。奴は生返事と嘘とで社会の海を渡ってきた」
まさにそうなんだろう。

手を下さざるを得なかったショックは大きい。
大型ガス馬車にのった変態に手を下したのとはやはり感覚が違う。
どんな人間であれ、半年一緒に居れば情も移ろうというもの。
彼が新しい職場を見つけたとして、やはり彼がその性質を直さない限り、待っている道は同じだ。

このいやな感覚は忘れられないだろう。
一生忘れてはいけないんだろう。
お願いだから気づいてほしい。
あなたの生き方では、社会では通用しないんだよ。
おねがいだから気づいて。
お願いだから……。


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彩葉 [MAIL]

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