そんなものあるのだろうか。 本社に、バスのねーさんがかつてやめたくて仕方なかったころに面接を受けたという運送会社から電話があった。なんとしても入ってほしいという。
ねーさんから相談のメールがある。 今の職場、楽しくないし給料上がらないし。 でも、そこの職場給料上がるし楽しいんだよ。
ふむ。 まあ、見た目はおいしそうな職場だね。 でも、ちょっとまって。 今の時代、給料が上がるってどういうこと? 給料が上がるということは、その会社の売り上げが伸びていないと、給料は上げられないんだよ。 売り上げが上がっていない状態で、長い間勤めれば勤めるほど給料が上がる形態をとっている会社は、どうなる? 社員に給料を払うため、会社が持っているもともとの財力を徐々に搾り出していくことになる。 その先にあるのは、倒産。 よほど抜本的な方法を開発しない限り、売り上げが上がることはない。 個人も会社も同じことは、お金をためるには二つの方法しかないということ。 ひとつは収入を増やすこと。 もうひとつは、支出を減らすこと。 収入がなければ、支出を減らすしかない。 会社で言えば、給料を上げなかったり、余分な経費を節減したり。
それと、ねーさんに一言言った。 「そんな待遇がよくて、給料も上がる会社が、どうしてそこまで採用枠が埋められないと思う?」 と。 それは、数字では出てこない問題点がいくつもあるということじゃないのか? 人間関係がいいといった。でも、人間関係が少しでも壊れれば、そこで仕事はできないということ。 表立って人間関係をよく保っていて、それがそのまま心の健康につながるわけがない。言いたいことが言えずに、仲良く見せかけているだけかもしれない。 それを、あなたは短時間の面接で見破ったとでも言うの?
それを言ったら、ねーさんは本気で考え込んでしまった。 他人の芝生は青く見える。 目の前につる下げられたカレーはうまそうに見える(そんなことわざあるか?)
おいらの言っていることはあっているかもしれないし、間違っているかもしれない。 彼女の人生はおいらには決められない。 だが、おいらの経験と考えを話すことはできる。 あまり仕事をころころ変えると、子供の教育によくない。
せっかく「ママの仕事は友達に自慢できる」って娘さんが言ってるんだし、もうちょっとがんばってみようよ。 もっともこの日記はねーさんは絶対見ないだろうけど。
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