ガス馬車には、行灯が搭載されている。 そこには、その会社の名前が記されていて、どこのガス馬車だかが、一目でわかる。 わかりにくいのもあるけど(^^;
おととい、その行灯のタマが切れた。 タマが切れたということは、電気がつかないということなんだけど、電気がつかないことは、実は非常に大変な事件を起こしかねない。
というのは、行灯がついていることで、二台口、三台口の仕事で、前の車がどこを走っているか、どこを曲がるか、を確認することができるのだ。 行き先がわかっていればいい。 昼間ならばいい。 けど、両方の情報をガス馬車御者がもっていない場合、便りになるのは先頭の車の走り方だけ。 それが、夜に行灯がついていないと、見失ってしまってどうしようもなくなるのだ。
そういうわけで、タマを取り替えるべく、行灯を外す。 これがびっくり何だけども、でかい電球が一つ入っているわけではない。 白いタマが二つに、赤いタマが一つ入っているのだ。 赤いタマは、緊急時に点灯させるタマ。 強盗とかが乗ってきたら、それでSOSを発するのだ。
行灯を外したガス馬車をはじめてみたが、なんつーか、どこか抜けて見えるね。 抜けて見えるってか、物足りない。 ハンティング帽をかぶっていない釣り吉三平。 帽子をかぶっていない怪物君。 サングラスをかけていないタモリ。 出っ歯じゃない明石屋さんま。 大銀杏のない貴乃花。 ユニフォームを着ていない野球選手。 赤くないザクに乗るシャア(笑)。 荷台を引っ張ってないトレーラー。 毒舌のない太田光。
一度、赤い回転灯を取り外したパトカーを見てみたいな(^^;
ちなみに、もっとも『喪失感』が強いのって、髷のない時代劇の役者さんだと思う。 松平健しかり、加藤剛しかり。 時代劇で売れちゃうと、髷はデフォルト(^^;
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