バカ日記★寝言に秘められた信念

そういえば、昨日、寿司の帰りにフラッと立ち寄った本屋さんで
「猫のいる宿」
という本があって、もしかしてこないだ行った旅館の猫が紹介されてたりしてねーははー、なんてパラパラ見てたらほんとに載っておられました。
いやー、あの異常なほどの人なつっこさ、警戒心のなさはただもんじゃないと思ってたが、やっぱ旅館の猫だったのか。
ちなみに名前も判明。
「ミーちゃん」
らしいです。名前は普通だな。


今朝、ダーリンがハッキリした寝言で
「俺は、そんななんでも言えば解決するやろうという考え方は、好かん。」
と、いきなり言ったのでびっくりして一瞬固まり、よくよく考えてみておかしくなってきて笑い転げていたのです。
後でダーリンにその事を話すと、どうやら今日、前に打ち明けてくれた弟さんについての家族会議(どうでもいいけど今時家族会議をするようなダーリンの家族がなんだか好きだ)が執り行われたらしく、おそらくその夢を見たんだろうという話だったのですが、私はその話を聞くまで、自分の事を言われたのだと思い、
「そうか、意外な所でようちゃんの本音が聞けたなー」
と思っていたのです。
私はいつも、思ったことをすぐ口にするわけではないけれど、ある程度溜め込んで、自分でもどうしようもなくなった時には、ダーリンにその胸のうちを打ち明けて、ダーリンの考えに身を委ねてしまおう(とか言ってても結局自分に都合のいいように振舞ったりしているのだが)というところがあるのですが、ダーリンはどうやら、溜め込んで溜め込んで、半ば無理やりにでもプラスの方向に考えて、結局誰にも打ち明けずに自己完結してしまう節があるので、その事を寝言で言ったのだと思ったのです。
ダーリンの本音が聞けて嬉しかったのです。
だから、私のことじゃなく、家族会議での事を寝言で言ったのだと言われた時は、ちょっぴりガッカリ。
だけど、まぁ彼の「信念」のようなものなんだろうな。よく解らないけど。
ダーリンの脳みそは闇の中。
それでちょっと意地悪な気持ちになった私は、ダーリンに、
「ようちゃんてさぁ、ちょーっと風邪ひいたリ怪我しただけで、しつこいくらいしんどいだの痛いだの言ってかまえかまえってしてくるよね。甘えてくれるのは嬉しいけどさ、あんまり言われ過ぎるとたまに、知り合いの家の『かまってかまって犬』の対処に困る時のような心境(知り合いの犬だからウザイとも言えないし、という心境。ダーリンの場合は病人だからウザイとも言えないしという心境になる)になるのよね。」
とか意地悪言ったりしていたのですが、よく考えてみると、ダーリンはそういうとこで私に甘える事はあっても、本気で悩みを溜め込んでる所って私にあまり見せないような気がするのです。
例えば以前、仕事の事で結構追い詰められ、ずっと胃を悪くしていた時期があったらしいのですが、その話だって、すべてが片付いてしまってから、
「あの時はホンマにやばかったなぁ。片付いた途端、胃が痛いのがスーッと治ったもんな」
と打ち明けられて、私はその時初めて、胃痛の原因を知る所になったのです。
その時は
「そそそ、そんな大変だったんなら、なんでもっと早く言ってくれないんだよぅ!」
と、ダーリンが追い詰められているとも知らず、
「胃が痛い胃が痛い胃が痛い胃が痛い胃が痛い胃が痛いんだよぅ〜」
としつこかったダーリンを、不摂生するからだと、薬を渡すだけで適当にあしらっていた自分がちょっと恥ずかしくて、逆ギレしたのです(結局被害を受けるのはいつもダーリンだな。はは)。
精神的な事が原因だったら、私が少しは力になれたかもしれないのに。





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私ももっと、ダーリンからの「困ってるぞシグナル」をちゃんとキャッチできるよう、精進しなくては。
いつものほほんとしてやがるくせに、私より一枚上手なところがなんだか悔しいぜ。
2003年09月28日(日)

エロバカ日誌☆ / リカ隊長

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