〜徒然なるままに〜
日々これ行き当たりばったり。
人生なるようにしかなりません。

それなりの努力は必要だけれども。

2008年03月22日(土) それはそれで。

管理人は株を買ってます。
唐突ですが、ずいぶん前からやってます。

厳密には「株式投信」なので世間で言うところの「株」とは少し違いますが、要は同じ。
どの株をどれだけ買うか、という選別を手数料払ってプロに任せてるわけです。

100%日本株、が投資対象なので、昨今のように株価が下落するともろ影響を受けます。
最近さすがに下がりすぎてたので、評価額が投資額を下回りました。

もうちょっと分かりやすく説明すると、30万円投資して評価額が40万円なら10万円の儲け、となりますが、反対に20万円に下がってしまえば10万円損することになります。
でもあくまで評価額なので、含み益(損)でしかありません。
実際に売買するタイミングで損益は決定するので、しばらく放っておけばどうにかなるでしょ、くらいの豪気さとのんきさがなければ株式投信は買えません。

目減りが怖い人は公共債買って償還まで持っててください。
あるいは地道に定期預金。
利息は期待できませんが、金庫にお金を預けてさらに小額とはいえ金までもらえる、と考えればそれほど腹も立たないでしょう。


不思議なのは、アメリカの株価通りに日本の株価も動く、という点。
海外の投資家がいかに入り込んでいるか、という理由の一方で、それさえアメリカ主導か(結果的に)と思うとなんだか情けない気がします。

日経産業新聞を読んでいると、いろいろな技術や発見が日々生まれている一方で、日本、とくに政治の中心地がいかにとろくさいか、ということが良くわかります。

IPS細胞の研究は現時点で日本が最先端ですが、法整備や認可が圧倒的に遅いので、すぐにでも海外に抜かれると思います。
それが情けない。
「遅いよね、日本は。」ってしばらく前にインタビューで言っていたhydeさんの言葉はまさにその通りだと思いますね。

ほかにもアルバム1枚分のデータを1秒で転送できる技術とか、電気を通すコンクリートとか、鉄板より硬い繊維とか(これで車を作ると重量が3分の1になるそうです)新聞なのに読んでるとわくわくする。(笑)


そんなわけで、今の株価は下がりすぎなんですよ。(そこへ着地するのか)

アメリカに引きずられているだけで、企業の価値が下がっているわけではない。
日銀総裁がいようといなかろうと経済には影響しないしね。
(テレビの解説者が「日銀が何をやるかさえ決まれば誰が総裁になろうと同じですから。」と言い切ったのを聞いて笑ってしまった)

というわけで、先日投信ではなくまともに株を買ってみました。
あわよくばパリ代の足しに出来ないかなーと思って。(笑)
どのみち定期預金の金利なんてせいぜい0.2〜0.3%ですし、一部なら冒険させてもいいかと思って。

何も考えずに買ったので(笑)しばらくは株価下がって赤字だったんですが、先日アメリカ市場が一段落したおかげで買値に戻りました。

ついでに「ど素人が見てもこの株は確実に上がるでしょ!」と言えるような割安の株を追加で買ったんですが、購入から2日で10%の成長を見せました。
つまり、10万円で買ったものが2日後に11万円になった、というのと同じことです。
何もしていないのに2日で1万円儲けたことになります。(含み益だけどね)

ですが、ここで舞い上がってはいけません。(笑)
3年で株価が5倍になった任天堂(100万→500万)がある一方で、タダ同然になった株だってたくさんあるのですから。
とはいえ。

買った株が下がったら焦る、それは当然なのですが。
・・・急に上がるとそれはそれで怖いもんだな、と思いました。(苦笑)



とりあえず、売り時が分からなくてもたもたしてるうちに一気に下がるような気がするので(ありがち)一喜一憂しないことをモットーにしようと思ってます。

こういうことやれるのって、サラリーマンという立場(毎月お給料がもらえるという前提)でなければ難しいよね。
なんかしみじみそう思った。
損が出てるときより儲けが出てるときに思うってのが不思議だけど。



仮に今後儲けられたとしても、ビギナーズラックに足元すくわれるような真似だけはいたしません。
金は怖いよ、うん。



それは、金の向こう側に潜んでいるのが、この世で一番怖い「人」だからです。


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雪飛