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2007年03月01日(木) 今年度的清水エスパルスユース 2007年度版

▼予想布陣A

−−−−−−−− 鍋田亜人夢1 −藤牧祥吾3−−−−−−−−−

−−−−−−−−−−−−前田陽平2−−−−−−−−−−−−−

−− 佐野傑2 −− 佐野諒3 −−青木達也1−−望月卓馬2−−
  (江守純基3)         (深澤慶也2)  (柴原誠JY)
−−−−−鍋田圭吾3−− 滝戸諒3 −−山崎教史1−−−−−−
                   (望月恭平2)
−−−−−−−−−−−− 長島潤1 −−−−−−−−−−−−−
 名前の横は学年

 昨年、大いに苦しんだユースチームだが、苦しいなりに支えてきた3年生が卒業。今年は更に苦しい年になる。率直に言って、今年最大の目標はプリンス東海1部残留だろう。昨年は例年と違い、春先から積極的に下級生を起用し、夏に一部の3年生が引退するなどして世代交代を推し進めてきたが、残念ながら3年生に遜色ない活躍を見せたのは、前田など数名に限られていた。全国2位の新1年生にかかる期待は大きい。
 システムは3バックを予想。行徳監督は今まで、守備が不安定な時には積極的に3バックを採用してきたからだ。ただ、今までのところ4バックを採用しているし、今ではトップも4バックで起用しているため、このまま4バックで戦う可能性も十分にある。守備が不安定の時に採用することから分かるとおり、3バックの時はCBが1枚増える分だけ、DFの数が増える守備的な布陣を採る (ただ、WBはSBに比べて攻撃的な選手を置くことが多い)。

 さて、長くスタメンを争ってきた3年生3人が抜けたFW。残る枚数は少なく、鍋田亜 (1年・U-15選抜) と藤牧 (3年) の2トップでほぼ固定だと思われる。可能性があるとすれば、前田 (2年・U-16代表) が一列上がるパターンか。スピードのある佐野孝 (2年) はFWにしろ、右サイドにしろ、途中投入が濃厚。他に起用があるとすれば、池上 (2年・元U-14NTC) ぐらいだろう。いずれにしても鍋田あたりがユースのレベルに馴染めなかったりすると、非常に厳しい。
 トップ下を起用するシステムならば、そこも前田でほぼ決まりだ。他にあり得るなら佐野諒 (3年) だろうが、パサーの彼は得点力と局面打開能力 (ドリブル) で、前田に後れを取る。ただ、昨年大きくプレー幅を広げた前田は、中盤での潰し役でも使いたいところで、そうした面からトップ下に固定するのは難しいかもしれない。正直、前田が2、3人ほしいところである。柴原 (JY・U-14EP) にも適性があるが、いきなりユースでこの難しいポジションを任されることはないだろう (逆に任されて期待に応えたりしたら、とんでもない選手になる)。

 中盤の選手に行徳監督は、正確に止めて蹴る技術を必要条件として求める。昨年、この点で行徳監督を満足できたのは小泉・桑原卓・前田・佐野諒・神田ぐらいであり、これが選手の組み合わせで苦労した最大の理由であった。今年、前田と佐野諒は残るが、169cm/56kgの前田と166cm/46kgの佐野諒で攻撃を食い止められるほど、ユースのサッカーは甘くはない。筆者が3バックを予想する理由がここにある。前田・佐野諒に加えてもう一人置くならば、滝戸 (3年・元U-14NTC)・西澤 (2年・元U-16NTC)・深澤 (2年)・青木 (1年) あたりが候補か。役割分担上、中盤の底で守備のタスクを求められることを考えると、個人的な一押しは青木。
 両サイドは右が望月卓 (2年) ・柴原 (JY・U-15代表)・桑原 (3年)、左が佐野傑 (2年・U-16NTC) と江守 (3年) の争いか。Jrユースチームとの兼ね合いもあるが、柴原はユースに本格合流したとしても全く驚かない。苦しい展開が増えれば増えるほど、個人で突破口を開ける佐野傑や柴原の存在が大きくなる。だが、カウンターを仕掛ける前に崩されては本末転倒なので、守備に不安のある今年は本来SBである望月卓や江守を組み合わせるパターンも、十分に考えられる。

 FW・中盤も厳しかったが、DFは更に厳しい。根本的にサイズが不足しているのだ。178cmの滝戸のコンバートも検討されているが、経験不足からか「軽い」プレーも多く、彼にはスイーパーの役割を重視してもらい、両脇をDFらしいストッパーで固めたいところ。176cmあり、運動能力にも恵まれている山崎 (1年・U-16NTC) には、1年目から大車輪の活躍を望んでいる。もう片方には背丈 (173cm) には恵まれてないが、泥臭い守備が身上で、国体でも苦しい展開で体を張ってきた経験をもつ鍋田圭 (3年・静岡国体選抜) に期待。或いはSBが本職ながら、サイズとスピードが一定水準に達している江守か。望月恭 (2年) のセンスは魅力的なのだが、今年はリアルな闘いが増えそうなだけに苦しそう。
 GKは長島 (1年) だろう。まだまだ荒削りもいいところだが、長い手足に高い瞬発系の能力と、育てるに値するだけの素材である。吉田 (3年) などもミスが少なく、安定しているGKだが、下部組織のチームということを考えると長島を我慢して使っていくのではないだろうか。


▼予想布陣B

−−−−−−−− 鍋田亜人夢1 −藤牧祥吾3−−−−−−−−−

−− 佐野傑2 −−−−−−−−−−−−−−−− 滝戸諒3 −−
                       (柴原誠JY)
−−−−−−−−−前田陽平2−− 佐野諒3 −−−−−−−−−
                (青木達也1)
−−江守純基3−−鍋田圭吾3−−山崎教史1−−望月卓馬2−−
                (望月恭平2)
−−−−−−−−−−−− 長島潤1 −−−−−−−−−−−−−
 名前の横は学年


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