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2006年08月13日(日) JY: クラブ選手権 全国大会 ヴィッセル神戸戦

06年08月13日 (日) 10:30開始 Jヴィレッジ Pitch 1
 adidas CUP 2006 第21回日本クラブユースサッカー選手権 (U-15) 大会
 対 ヴィッセル神戸ジュニアユース ※35分ハーフ
 天候:雨のち曇り

▼試合展開

[前半]
清水エスパルスジュニアユース
 控え:井出、植野、荻、西川、滝戸、石原、本川、田代、関口
−−−−−−−−長島−−−−−−−−
−−加藤−−小澤−−山田−−深澤−−
−−−−−−青木−−荒井−−−−−−
−−大島−−−−−−−−−−柴原−−
−−−−−−鍋田−−櫻井−−−−−−

−−−−−−森岡−−三輪−−−−−−
−−−−−−−−上諸−−−−−−−−
−− 幾 −−鈴木−−奥田−−中田−−
−−−−曽根−−中村−−志田−−−−
−−−−−−−−澤井−−−−−−−−
ヴィッセル神戸ジュニアユース

 34分、清水、相手プレスを受けたRB加藤が何とかキープしてバックパス、そこにも神戸のプレスが掛かり、GK長島はダイレクトで大きく蹴り出す。それを受けたFW鍋田はロングキックを巧みにトラップ、相手を背中で抑えてキープし、するとCH荒井が長い距離を走ってフォロー、追い越してパスを受けるやスルーパスを送る。それを受けた櫻井は左足から右足に切り返して追い縋るDFをかわし、低い弾道のループシュート。GK触れるがゴールに収まり、1−0。

ヴィッセル     清水エスパルスジュニアユース
8(6) シュート 5(4) ○柴原、○櫻井、○櫻井、○鍋田、◎櫻井
3(0) 右クロス 2(2) ○加藤、○加藤
5(1) 左クロス 2(1) ×鍋田、○荒井
0(0) 右側CK 2(0) ×柴原、×柴原
0(0) 左側CK 0(0)
1(−)  犯OS  0(−)
6(0) ファウル 5(0) ・荒井、・山田、・深澤、・山田、・柴原


[後半]
清水エスパルスジュニアユース (16分〜)
−−−−−−−−長島−−−−−−−−
−−加藤−−小澤−−山田−−深澤−−
−−−−−−青木−−荒井−−−−−−
−−関口−−−−−−−−−−柴原−−
−−−−−−鍋田−−櫻井−−−−−−

−−−−−−見神−−小川−−−−−−
−−−−−−−−上諸−−−−−−−−
−− 幾 −−坂口−−奥田−−中田−−
−−−−曽根−−中村−−志田−−−−
−−−−−−−−澤井−−−−−−−−
ヴィッセル神戸ジュニアユース (23分〜)

 03分、神戸、警告: 中村
 07分、清水、警告: 深澤
 13分、清水、深澤のクサビに対し、PA左角前でポストに入った鍋田が反転して入れ替わろうとしたところ、CB中村は腕を放さずに引き倒してしまい、PK。倒された鍋田自ら正確にゴール右隅に決め、2−0。
 16分、清水、交代: 大島→関口 (上図参照)
 16分、神戸、交代: 三輪→小川
 20分、神戸、交代: 鈴木→坂口
 23分、神戸、交代: 森岡→見神 (上図参照)

 28分、清水、交代: 加藤→西川
 30分、清水、交代: 櫻井→田代 (田代RH、関口FW)
 33分、清水、交代: 荒井→滝戸
 34分、神戸、右サイドからRW中田の入れた小さな浮き球パスに対し、ニアでFW見神とCB山田が競るが触れられず、ファーに跳び込んだFW小川がフリーでボレーシュート。GK長島、超反応で弾き、PA内でルーズになったボールをCB小澤が掻き出す。が、クリアが小さく、CH青木が何とかバックパスで繋ごうとするが、OH上諸が前に出てカット。その勢いでPA内右に飛び出すと、交錯して倒れたままの山田を尻目にドリブルでPA内中央に持ち込んで、シュートを放つ。さすがの長島も止められず、2−1。
 35分、清水、交代: 山田→荻

ヴィッセル     清水エスパルスジュニアユース
5(3) シュート 4(2) ×櫻井、○柴原、○鍋田、×田代
2(0) 右クロス 2(1) ×大島、○柴原
1(0) 左クロス 3(1) ×柴原、○柴原、×西川
1(0) 右側CK 0(0)
0(0) 左側CK 0(0)
0(−)  犯OS  0(−)
6(2) ファウル 6(1) ・鍋田、×深澤、・鍋田、・山田、・関口、・荒井


▼試合結果

清水エスパルスジュニアユース 2−1 ヴィッセル神戸ジュニアユース

 序盤は中央の鍋田、右の加藤、左の柴原を中心に清水の優勢。が、9分にスローインを受けた幾の外をCB曽根が回って左クロス、フリーになったRW中田のシュートがポストを叩くと、山崎の抜けた最終ラインはにわかに動揺を見せる。同時に中盤もトップ下の上諸を捉まえられず、最終ラインのギャップに次々とスルーパスを通され、31分には際どいミドルも食らう。特に幾が快足で左スペースを突く攻撃はシンプルながら強力で、FW三輪も前線で盛んに動き直す。GK長島の素晴らしい飛び出しはなければ、前半で試合は決まっていただろう。しかし、実際は同点で御の字だった清水が、前半終了間際で先制して折り返すことになる。
 リードした後半は青木が守備重視で上諸を見ることになり、パスの供給源を遮断。清水の方も青木が前に出られず、攻撃の機会が減る。3分に柴原のFKが鋭く枠内を突くと、7分には逆に神戸、角度のない位置から上諸のFKがファー左ポストを直撃。しかし13分、鍋田がややラッキーなPKを決め、2点差にリードを広げた。最後の10分、前半のスルーパス対応に追われた守備の選手が次々に痛んで交代。にわかに反撃を許すが、31分にはシュートをブロックした西川が田代とのワンツーで一気に80M踏破して右クロス、32分には見神とのワンツーでPA内で小川がフリーになるが、シュートミスに救われた。凌ぎきったと思われた34分、上諸の個人技で1点差に詰め寄られたが、きっちりと残り時間をクローズ、予選突破を決めた。


▼選手寸評

[私撰MVP] 長島 潤
[私撰MIP] 鍋田 亜人夢、荒井 航
[相手方好印象選手] 上諸 武士

 ビッグセーブを連発した長島が、当然のMVP。鮮やかなダッシュで危険なDFラインの裏を広範囲でカバーし、1対1の場面でも優れた瞬発力を誇示し、相手のシュートを弾き返した。中1当時の不安定さが消え、ダッシュの後、適切なポジションで「止まる」ことができている。鍋田は劣勢でクリアに近いパスしか前線に来ない状況でも、確実なポストプレーを見せた。少ないタッチでの捌きだけでなく、押されてもユニを引っ張られてもキープすべき場面ではキープ。だからこそ、相手はPA内でも同様にファウルを犯してしまったのだろう。荒井は中盤中央が1人少ない中、正に2人分の運動量を見せた。抜かれてもすぐに次の選手に食らいつき、攻撃に切り替われば誰よりも早く前に飛び出した。
 神戸の上諸は、正に攻撃のキーマン。彼を経由するかしないかで、神戸の攻撃の質ががらっと変わる。特にそのパスは正確なだけでなく、スペースを立体で捉える視野を持ち合わせていた。競り合いでの体の強さもあり、最後は思い切ったドリブルで清水のゴールを陥れた。


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ひかる。 @H.P. [MAIL]

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