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2005年09月18日(日) 練習試合 東海大学附属翔洋高校戦 + JY (中2): 城内FC戦

05年09月18日 (日) 15:30開始 鈴与三保グラウンド
 練習試合
 対 東海大学附属翔洋高校 ※40分+45分
 天候:晴れ

▼布陣
先発:                後半20分:
−−−−−−長沢−−町田−−−−−− −−−−−−八木−−藤牧−−−−−−

− 桑原卓 −−−−−−−−−小泉−− −−神田−−−−−−−−− 桑原尚 −

−−−−− 佐野諒 −柴田−−−−−− −−−−−−池田−−滝戸−−−−−−

− 佐野克 −石垣−−岩本−−高野−− −−江守−−鍋田−−渥美− 桑原彬−

−−−−−−− 山崎晃 −−−−−−− −−−−−−−−吉田−−−−−−−−
交代:後半20分:上記参照

東海大学附属翔洋高校:
先発:                後半開始:
−−−−−−18−−11−−−−−− −−−−−−25−−10−−−−−−
−−−−15−−−−−−06−−−− −−−−20−−−−−−08−−−−
−−−−−−07−−14−−−−−− −−−−−−19−−14−−−−−−
−−13−−03−−21−−05−− −−16−−17−−21−−15−−
−−−−−−−−01−−−−−−−− −−−−−−−−01−−−−−−−−
交代:前半31分:13→16
   後半00分:上記参照
   後半20分:15→23、14→24、08→22


▼試合展開

[前半]
 1分、いきなり試合は動いた。奪い返した後、ボールを落ち着かせようと最終ラインでパス回し。左SB佐野克が、後方に下がった右SB高野へ、サイドチェンジを兼ねてボールを戻す。と、高野は50M級ロングフィード。いち早く抜け出したFW長沢、ボールのバウンドを見極めて丁寧に右足でゴールに流し込んだ。1−0。畳み掛ける清水は更に5分、CH佐野諒のサイドチェンジを受けた右SH小泉が、中に絞りながらターンしつつスルーパス。ライン際を疾走して抜け出した高野がハーフスピードのピンポイントクロスを入れると、受けたFW町田がトラップ&ターンから後方にアシストをお膳立て。走り込んだCH柴田が正確にファーサイドに突き刺し、早くも2点をリードした。2−0。
 この日右SBに入った高野は空中戦でも譲らず、また岩本が前にチェックに行った裏も的確にカバーした。流動性も高く、穴のなくなった最終ラインが競り勝てば、後はCH柴田の仕事。意外性のある崩しのパスは少なくとも、精力的な運動量と正確なパスでこぼれ球を拾い集める柴田は、トップにおける伊東のような選手だ。この選手が目立つ時は、清水のペース。15分、高野が頭でGK山崎晃に戻し、山崎晃は左に開いた左SB佐野克へ。と、佐野克はこの2試合、積極的に狙っている60M級のダイアゴナルなサイドチェンジ。受けた小泉も、この2試合で幾度も見せている、回れ右のドリブルで中に入り込みながらの縦パス。この浮き球を長沢、高い身長を活かした頭のトラップで上手くDFの裏にボールを落とし、右足で丁寧にボールをファーへと送り込んだ。3−0。

 その後も安定した最終ラインを基礎に、試合を支配し続ける。20分、小泉が中に突っ掛けると見せてバックパス、受けた佐野諒のスルーパスで右スペースを高野が駆け上がってクロスを上げると、長沢が長い体を存分に横に倒してヘッドを放つが、ゴール左に外れる。一方の翔洋の攻撃は、21分の左CKのカウンターからFW11番が突破、桑原卓と岩本が進路を塞いだところで左に叩き、高野のマークを外したFW11番が突っ込んでミドルを狙ったくらい。この日は桑原卓がプレーの選択に迷いが多く、左から攻撃を創れないが、24分には佐野諒のドリブルから掴んだ右CK (小泉) に、石垣が惜しいヘッドを撃つ (GKディフレクト) など、清水ペースに変わりはない。
 33分、PA右角前で佐野諒と小泉が細かく繋ぎ、裏を狙ったボールはDFに引っ掛かるが、長沢が大きな体で浮き球を抑え込み、右に叩く。そこへ走り込む佐野諒の高速クロス。そして長沢の右足アウトサイドハイキック。ゴール手前で長い足が高く伸び、アクロバティックにゴール天井へ突き刺した。4−0。長沢ハットトリック達成。以後、37分に翔洋DH7番のドリブルからバックパス、DH14番がミドルを狙うがゴール右に外れ、前半を終了した。

東海大翔洋     清水エスパルス
3(1) シュート 7(6) ◎長沢、◎柴田、○長沢、◎長沢、×長沢、○石垣、◎長沢
1(0) 右クロス 9(3) ×高野、○高野、×小泉、○高野、×小泉、×小泉、◎佐諒、×高野、×小泉
2(0) 左クロス 3(0) ×克彦、×克彦、×桑卓
0(0) 右側CK 3(1) ×小泉、○小泉、×小泉
1(0) 左側CK 2(0) ×小泉、△克彦
0(−)  犯OS  2(−) ・桑卓、・桑卓
0(0) ファウル 3(0) ・長沢、・長沢、・柴田

[後半]
 後半開始と同時に翔洋は一気に6人を交代。しかし、流れは変わらない。6分、パスカットした高野がすかさず逆サイドの裏にミドルパスを送り、長沢が飛び出して合わせるがGK正面。翔洋、中盤のスローインをFW25番がダイレクトフィード、同時に飛び出したFW10番が更にダイレクトで合わせる「奇襲」も、GK山崎晃が慌てずに処理した。8分、石垣のオーバーラップで得た右スローイン、高野のスローを受けた町田と小泉がスイッチして右クロス、長沢がトラップからもう一度右に戻して町田が狙うが、ファーに外れる。
 9分、中に絞った桑原卓のパスを高野がヒールで右に流し、小泉が中に切れ込んでマイナスのクロス、再び町田がスライディングボレーを撃つが、GKの守備範囲。桑原卓が迷いから振り切れたか、彼も含めて非常に流動性の高いサッカーを展開、「俺にゴールさせろ」オーラ全開の町田にボールを集めるが、決まらない。すると19分、右奥からのスローイン、町田の走り出したスペースに高野が投げ入れるが、DFにカットされる。だが、それを小泉が奪い返すや否や、右クロスを送った。奥の左足で股の下に収めた長沢、その左足でゴール左に決めて、今日4点目の大爆発。5−0。そして、清水はメンバーを総入替する (上記参照)。

 交代後は、さすがに翔洋が押し戻す。それでも昨日同様、PA付近での体を張った守備でシュートやパスをブロック、時にはCKに逃げて粘る。36分、翔洋DH19番のスルーパスをDFがカットするが、左から走ってきたOH20番が奪い返すや、そのままシュート、GK吉田正面。38分にも19番のクサビを受けたFW10番を潰しきれず、左に捌かれたところに起点となった19番が走り込み、左45度フリーでシュート、運良くこれもGK吉田の正面を突く。
 しかし、高校チームの弱みか、翔洋は40分を過ぎると途端に運動量が落ちた。39分のFW八木のドリブルシュートが口火となり、41分にはCB鍋田が奪った勢いで持ち上がってシュート (GK)。交代後から見せていたCH池田の精力的なカバーと、滝戸のサイドチェンジが効果を発揮しはじめる。そして43分、池田のカットから滝戸を経由して左SH神田がサイドチェンジ、右SB桑原彬のスルーパスから右SH桑原尚が突破し、上げたクロスをFW藤森が豪快に頭で決めた。6―0。終了間際にも藤牧のポストから桑原彬がオーバーラップ、クロスはDFに引っ掛かるが、こぼれ球を池田がPAのすぐ外で奪い返し、即座に神田に叩く。しかし、神田の1本目のシュートはGKに阻まれ、2本目は枠を捉えず。6−0で試合を終えた。

東海大翔洋     清水エスパルス
6(3) シュート 11(7) ×町田、○長沢、×町田、○町田、◎長沢、○渥美、×八木、○鍋田、◎藤牧、○神田
               ×神田
1(0) 右クロス 11(4) ×柴田、○小泉、○小泉、×小泉、×高野、◎小泉、×尚希、×尚希、×尚希、◎尚希
               ×桑彬
2(0) 左クロス 6(1) ○克彦、×小泉、×桑卓、×桑卓、×滝戸、×江守
3(1) 右側CK 1(0) ×滝戸
1(0) 左側CK 2(0) ×滝戸、×神田
0(−)  犯OS  3(−) ・長沢、・八木、・池田
5(2) ファウル 4(1) ・小泉、・町田、×江守、・八木


▼試合結果

清水エスパルスユース 6−0 東海大学附属翔洋高校
 得点:前半01分:清水・長沢 駿 (高野 美臣・縦ロングフィード)
    前半03分:清水・柴田 和也 (町田 朋弥・ポストプレー)
    前半15分:清水・長沢 駿 (小泉 慶治・縦ショートパス)
    前半33分:清水・長沢 駿 (佐野 諒 ・右クロス)
    後半19分:清水・長沢 駿 (小泉 慶治・右クロス)
    後半43分:清水・藤牧 祥吾 (桑原 尚希・右クロス)


▼選手寸評

[私撰MVP]
●長沢 駿 (2年・FW)
 全て足で4得点の大爆発。空中戦での体の預け方はまだまだ下手だが、地上戦で大きな体と長い足を上手く使えるようになってきた。佐野克ほどではないが、長沢も声で注文をつける場面が多くなっており、エースとして精神面の充実を感じさせる。

[私撰MIP]
●高野 美臣 (3年・右SB)
 個人的に彼のベストポジションだと思っている右SBで躍動。空中戦で負けず、カバーリングは速やかで、ロングフィードで起点になり、精力的に攻め上がってピンポイントクロスを入れる…。トータルのパフォーマンスでは、MVPの働きだった。

[後半20分以降。私撰MVP]
●桑原 尚希 (1年・右SH)
 SBでは守備の軽さが目立っていたが、この日はSHで果敢にドリブルで挑み、劣勢の突破口となった。滝戸のサイドチェンジなどパスをよく引き出し、ミスもあったがスピードを存分に発揮して、クロスまで持ち込んだ。1アシスト。


Jrユース (新中2)
 05年09月18日 (日) 11:20開始 鈴与三保グラウンド
 クラブ新人戦
 対 城内FC ※30分ハーフ
 天候:晴れ

▼布陣・試合展開
前半:                終了間際:
−−−−−−鍋田−−関口−−−−−− −−−−−− 畑 −−関口−−−−−−
−−−−−−−−櫻井−−−−−−−− −−−−−−−−鍋田−−−−−−−−
−−西川−−滝戸−−青木−−大島−− −−荒井−−本川−−青木−−加藤−−
−−−−小澤−−山崎−−山田−−−− −−−−小澤−−山崎−−山田−−−−
−−−−−−−−水野−−−−−−−− −−−−−−−−水野−−−−−−−−
交代:後半13分:大島→加藤 (そのまま右WBに)
   後半16分:櫻井→畑  (鍋田をOH、畑をFWに)
   後半20分:西川→荒井 (そのまま左WBに)
        滝戸→本川 (そのままDHに)

城内FC:
−−−−−−21−−09−−−−−−
−−−−07−−05−−10−−−−
−−−−−−−−16−−−−−−−−
−−03−−15−−04−−14−−
−−−−−−−−19−−−−−−−− 交代:略


▼試合展開
[前半]
12分、清水、自陣右でカットした青木がPA左へロングフィード、GKが目測を誤り、関口が無人のゴールに流し込み、1−0

城内FC      清水エスパルス
2(2) シュート 11(3) ×西川、×山崎、×青木、×青木、◎関口、×櫻井、×滝戸、○櫻井、○櫻井、×関口
               ×滝戸
0(0) 右クロス 6(2) ×大島、×大島、○関口、○青木、×関口、×青木
0(0) 左クロス 4(2) ×櫻井、×西川、○西川、○西川
0(0) 右側CK 2(1) ○滝戸、△滝戸
0(0) 左側CK 1(1) ○滝戸
1(−)  犯OS  0(−)
5(1) ファウル 3(1) ・山田、・青木、×小澤

[後半]
02分、清水、西川の突破で得た左CK、滝戸のキックに頭一つ大きく青木がニアで合わせ、緩くファーに吸い込まれた、2−0
17分、清水、加藤の突破で得た右CK、滝戸のショートコーナーから畑がピンポイントクロス、青木が豪快にボレーで、3−0
19分、清水、関口の左クロスで得た右CK、加藤の上げた速いボールをPA内中央の畑が体を倒してファーに跳ね返す、4−0
23分、清水、左サイドに流れた本川の外を回って荒井がパスを引き出し、ピンポイントクロス。畑が頭でファーに流し、5−0
31分、清水、山崎が奪うと山田経由で鍋田へ、鍋田のトラップ反転ループスルーパス、これを関口が更にループで決め、6―0

城内FC      清水エスパルス
2(1) シュート 7(6) ◎青木、×鍋田、○櫻井、◎青木、◎畑、 ◎畑、 ◎関口
1(0) 右クロス 2(2) ○山田、◎畑
2(0) 左クロス 6(2) ×櫻井、○西川、×関口、×荒井、×畑、 ◎荒井
1(0) 右側CK 2(1) △滝戸、◎加藤
1(0) 左側CK 1(0) ◎滝戸
0(−)  犯OS  1(−) ・関口
0(0) ファウル 5(1) ・小澤、×青木、・鍋田、・畑、 ・畑

清水エスパルスJrユース 6−0 城内FC


▼個人的好印象選手
●青木 達也 (CH): この半年で上背が伸び、攻守でスケールが大きくなった。スペースを立体的に把握する能力は変わらず。
●畑 直樹 (FW): ファーストタッチで1アシスト、その後の6分で頭で2ゴールの超決定力。彼も空間把握能力に優れる。


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ひかる。 @H.P. [MAIL]

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