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2003年03月26日(水) 清水フェス 名張西高校戦(寄稿)

タナカさんより寄稿を頂きました。有り難うございます。

03年03月26日14:00開始 鈴与三保グラウンド
 第30回全国高校サッカー親善試合・清水フェスティバル
 対 名張西高(三重)戦 ※30分ハーフ

▼布陣
−−−−−真司−−柴田−−−−−

−岡村−−−−−−−−−−谷野−

−−−−−高柳−−上埜−−−−−

−篠田−−森安−−村越−−雄也−

−−−−−−−海人−−−−−−−

交代:後半00分:谷野→八木(柴田を右MF、八木をFWに)
   後半00分:村越→石垣(そのままCBへ)
   後半00分:雄也→小林(そのまま右SBへ)
   後半17分:真司→望月(柴田をFW、望月を右MFに)


▼試合展開
[前半]

16分:左サイドで岡村と真司がワン・ツー。抜け出した岡村はそのままスピードに乗り、PA角付近で相手を1人交わしてエリアに進入。その勢いのままシュート。1−0。

名張西       清水エスパルス
2(2) シュート 8(1) 岡村2(1)、村越2(0)、谷野・真司・高柳・上埜1(0)
0(−) 左右CK 3(−) 左2、右1
3(−) ファール 4(−) 岡村1、上埜1、篠田1、村越1
1(−)  犯OS  3(−) 谷野2、柴田1



[後半]
01分:中央やや右でボールをキープした真司から、右スペースを突いていた柴田を走らせるパスが出る。柴田はPA角付近で相手DFと対面すると、素早い切り返し×2でDFを抜き去り中へ球足の速いクロス。相手GKがキャッチに行くがファンブル。詰めていた真司が非常に厳しい体勢ながら僅かに頭に当て、押し込む。2−0。

13分:真司が中盤でボールをキープ(こういえば聞こえは良いですが、本質は無駄なドリブルで選択肢が無くなり…)。相手のチェックに圧され、たまらず背後に居た高柳に預ける。高柳が真司からのボールをダイレクトでDFラインの裏に蹴ると、そこには巧く抜け出した八木が。GKと1対1を左足で冷静に決める。3−0。

17分:相手PA近くで柴田がボールを奪うと、すぐさまDFラインの背後にスルーパス。DFの間を巧く抜け出した八木がまたもやGKと1対1。右足で狙いすましたシュートは相手GKの腕に当るが勢いをそのままにゴールへ吸い込まれる。4−0。

名張西       清水エスパルス
1(1) シュート 9(5) 八木3(2)、村越・柴田2(1)、真司1(1)、森安1(0)
0(−) 左右CK 1(−) 右1
3(−) ファール 2(−) 岡村1、柴田1
0(−)  犯OS  4(−) 柴田2、真司・八木1



▼試合結果
清水エスパルスユース 4−0 名張西高校
 得点:前半16分:岡村総一郎(なし)
    後半01分:鈴木真司 (なし)
    後半13分:八木和秀 (高柳亮太・スルーパス)
    後半17分:八木和秀 (柴田和也・スルーパス)



▼試合短評

前半はほぼ五分五分の内容。ややエスパが攻め込む場面が多かったが、高柳を除いて中盤より前の選手が皆ドリブラー化し、中々有機的な攻撃が出来ず。対して名張西も後方からのロングボールを起点として両サイドを攻め込むが決定機までには至らず。
後半、エスパは村越を中盤に上げ、しっかりと潰してシンプルにサイドという形を徹底。完全に相手を押し込む時間が多くなり、右サイドを起点としてチャンスを作り得点に繋げる。対して名張西は断続的にサイドを使ったカウンターを試みるが、シュートまでには至らずに潰されることが多かった。

谷野紘由:初参戦。確認できたプレーから察するにドリブラーの模様。下半身などがかなりガッチリとしている選手で、岡村や真司などのドリブルとは違い、獅子や真希などに近いパワフルな印象を受けるドリブルでした。

岡村総一郎:前半に限ってのことですが、スピード・切れのあるドリブルを武器に左サイドを蹂躙。相手を抜き去る際に腕などを巧みに使い体を入れ替えるなど、軽さが目立っていた中に強引なプレーも。後半は相手を押し込む時間が多くなったため、スペースが無く消化不良。

柴田和也:この日の攻撃陣のMVP。豊富な運動量とキレのある動きで相手を翻弄。特に右サイドに入った後半は光っており、岡村とは違い縦に抜けるだけではなく、中に入るプレーからFWへのラストパス、或いはSBを使うパスを送るなど選択できるプレーの種類が多く、周囲を巧みに使ながら、攻撃の核になっていました。

八木和秀:30分の時間での2得点を評価。Jrユースの時の緩急を使ったドリブルからシュート…などの印象が強いですが、足元で受けることは少なく、裏を狙うような動きが多かったです。(※管理人注)清水のFWは中盤に戻ってボールに絡もうとする傾向が強いため、前線に残って常に裏へ抜け出す機会を伺っている八木が、重要な役割を果たす機会が増えている気がします。ユーヴェのディ・バイオの役割。

高柳亮太:やはり守備面。再三中盤で相手の攻撃の芽を摘み取ると、両サイドへシンプルに展開。派手さはないですがその貢献は高し。

森安洋文:無難なプレーが多かったですが、前に出る守備だけではなくカバーリングも的確、また攻守が切り替わる時などの対応は、DFライン随一。

注記:試合中、前日まで県選抜の合宿に参加していた阿部と大瀧はランニングで調整。枝村も怪我の影響か同じくランニング。そして風間は、なぜかフィールドプレイヤーと同じ格好でアップ。(※管理人注)次回、衝撃の結末が明らかに!(笑)


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ひかる。 @H.P. [MAIL]

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