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2002年08月14日(水) SBS国際ユースサッカー 最終日

02年8月14日 藤枝総合運動公園サッカー場
 SBS国際ユースサッカー 最終日

静岡高校生選抜−U-19パラグアイ代表
布陣

−−−−−−−−−大道・清商−−−山本・藤東−−−−−−−−−

−岡田・藤東−−−−−−−−−−−−−−−−−−−牧野・静学−

−−−−−−−−−船谷・磐田−−−杉山・清水−−−−−−−−−

−小林・藤東−−−太田・浜名−−−高山・清水−−−河井・藤東−

−−−−−−−−−−−−−清野・藤東−−−−−−−−−−−−−


失点後、高山を中央スイーパーの太田・小林のストッパーで3バックに移行、MFも牧野を左に河合を右、中央をトレスボランチ気味に浩太・船谷・岡村で組んだ。

交代:後半18分:大道→矢野・浜名、22分:船谷→谷澤・静学、32分:高山→松下・静学、
     34分:山本→阿部・清水


試合展開

立ち上がりこそ牧野のFKから太田のヘッドがバーを叩く場面があった静岡だったが、徐々にスピードある展開でパラグアイが流れを掴む。前半12分、右スローインからMFバルトが中央突破、ポストで下がったFWアバロスを高山が前に出て潰そうとしたが交わされ、バルドがリターンを受けると、アバロスは中央に寄った静岡DFを見切り、右45度に動いてパスを受け、先制点を奪う。0−1
これで静岡は高山を余らせる3バック、岡田をやや後方に残す3ボランチへと変更。だが流れはむしろ悪化。15分、高山の縦パスを読んでハーフライン付近の船谷から奪うと、僅か3タッチで繋ぎ、FWダンテ・ロペスのシュートは、左ポスト内側。23分、ダンテ・ロペスが高山の安直な切り返しを奪って抜け出すと、誰よりも早くゴール前に走り込んだアバロスに折り返し、加点する。0−2
それでも32分、静岡は船谷のアウトに掛けたスルーパスに大道が左に流れながら受けると、折り返しを山本が左足で豪快に決め、追いすがる。1−2

後半、パラグアイはキックの精度の悪いGKを交代。が、交代したGKも直後のゴールキックを大道にプレゼントしてしまうなど、とてもチラベルトの国とは思えないプレーで観衆を沸かせる(2回目のゴールキックが真っ直ぐ飛んで、観衆からは盛大な拍手)。
25分、谷澤の突破で得たFKを、浩太が直接狙うが、GKが好セーブ。その直後の26分、自陣左サイドから50M程の大きな縦パスに真っ先に反応したアバロスが独走、三たびゴールを奪いハットトリック達成し、大会通算6得点目。1−3
しかし、36分、交代の準備ができていたMFドス・サントスが、遅延行為で退場。退場自体は納得できる判定だが、試合を通して静岡寄りの審判であり、苛立ちがあったのだろう。

守勢に回ったパラグアイだが、37分、阿部の奪ったボールを取り返すと、スルーパスをカットに行った小林が空振り、1対1から中央に折り返し、フリーのアバロスがゴールにパスするが、慎重過ぎてGK清野にセーブされる。ジーコ効果?すると39分、浩太の40M程の縦パスに阿部が反応し、スローインを得る。右から河合のロングスローを矢野が頭で競り勝つと、阿部が右足ボレーで丁寧に合わせた。2−3
終了直前、小林が頭で繋いだボールを、浩太が右足アウトサイドボレーでロビングを上げ、阿部と谷澤が競り勝ち、矢野がシュートに行くが、DFに当たりCK。牧野の右CKを、阿部が頭で叩きつけるが、GKが素晴らしいセービング。チラベルト監督(あのチラベルトの実兄とか)率いるパラグアイが、優勝を飾った。

静岡高校生選抜 2−3 U-19パラグアイ代表


選手寸評

○高山 純一 清水エスパルスユース・3年(17歳)
疲労のせいか、序盤から精彩を欠く動き。
失点後に3バックに移行すると、跳ね返しに長けた小林・太田がかなり中に絞り、高山は機動力を期待されて、余ってスイーパーの役割を求められていたようだ。しかし、高山の機を捉えて動く判断力は、あくまで積極的に前に出る能動的なもの。余った高山は、役割を自分で限定してしまい、課題の消極性が輪を掛けて酷くなり、特に安易な切り返しを奪われて喫した2失点目以降は、殆ど試合から消えてしまった。
清水だけを考えれば、高山の性徴を理解しており、適切な配役を与えられることだろう。だが、代表では役回りが限定されるような選手は敬遠される。勝手ながら、高山は代表レベルを目指して欲しいと思うので、一層の精進を期待したい。


○杉山 浩太 清水エスパルスユース・3年(17歳)
クラブユース選手権では173cm登録が175cmに。ちょっと見ない間に伸びたな(笑)。だが、高山と3cmしか違わないとは、とても思えないのだが。以下、今年の盆休みは、実家の都合で家から出られなかったので、暇潰しをしてみた。

杉山浩太マニアックス
パスの結果は、◎は味方に渡ったもの、○は相手がカットして外に逃げたもの、△は味方に届かず外に出て相手ボールになったもの、×は相手に渡したもの。
シュートの結果は、◎はゴール、○は枠内、△は相手ブロック、×は枠外。
タックルの結果は、◎は奪取、△は共に囲んだ味方が奪取、×が交わされたもの。タックルは体をぶつけるものの他に、相手の前に入ってカットする動きなども含めている。

・パス総数 25回 前半14回/後半11回
          ( 84%:◎:19、○:2、△:4、×:0)

 方向:前 16回 ( 75%:◎:10、○:2、△:4、×:0)
    横  9回 (100%:◎: 9、○:0、△:0、×:0)
    後  0回 ( −−%:◎:−−、○:−、△:−、×:−)

 足別:右 20回 ( 85%:◎:16、○:1、△:3、×:0)
    左  5回 ( 80%:◎: 3、○:1、△:1、×:0)

 タッチ数 2.72回/平均
  1回   5回 ( 80%:◎: 4、○:0、△:1、×:0)
  2回   7回 ( 86%:◎: 5、○:1、△:1、×:0)
  3回   7回 ( 71%:◎: 4、○:1、△:2、×:0)
  4以上  6回 (100%:◎: 6、○:0、△:0、×:0)

・クロス数  1回 (右クロス:右足、3タッチ目、×)
・CK回数  1回 ( 左CK:×)
・FK→パス 4回 ( 25%:◎: 1、○:0、△:0、×:3)

・シュート  3回 (35M級:右足、2タッチ目、×)
          (直接FK:右足、1タッチ目、○)
          (15M級:右足、1タッチ目、△)

・タックル 14回 前半11回/後半 3回
          ( 43%:◎: 6、△:4、×:4)
・ボール喪失 1回
・ファウル数 0回
・被ファウル 3回 (うち、相手イエロー1回)


少ないタッチで素早く前に繋ぐ、浩太のスタイルは、数字からも浮き彫りにされている。64%を前方にパスし、バックパスはなし。それでいて成功率は平均84%。特に奪われるのが危険な横パスを、全くミスしていないのは、称賛に値するだろう。また、自分がボールを受けながら奪われたのは1度のみ、それも高山がタックルに入った勢いのまま横の浩太に渡したものをカットされたもので、足下に収めたものではない。
一方でセットプレーの精度は低い。浩太の凄さとは、正確に蹴る技術よりも、流れの中で動きながら、スペースを見つける判断力にあるということか。FKのシュートは鮮烈だったが。
守備的な部分は浩太がユースに昇格して以来、最も伸びた部分だが、タックル結果の内訳を見ても、少なからず効果的だったと分かる。それだけに後半の失速は不本意。前半から疲労の色は濃く、パスの回数も司令塔として失格なほど、極端に少ない。危ないプレーで警告を受けることも多い選手なので、むしろファウル0は動けなかった証。高円宮杯に向け体調を整えて頂きたいところ。


○阿部文一朗 清水エスパルスユース・2年(17歳)
クラブユースMVPが阿部に欠けている要素である「自信」を植え付けたのか、単純で分かりやすい動きで、途中交代ながらゲームの流れを自分に引き寄せた。武器である地上戦の速さは披露することはなかったが、ボックス内の強さは光っていた。
ただ、結局、県選抜を外れてしまったのは、チャレンジより繋ぐサッカーが好きな静岡の風土では、より足下の上手い山本と、より高さのある矢野を選ぶということだろう。それとも、パラグアイ戦の2点目が「得点:矢野貴章」と場内アナウンスされたせい?(苦笑) 阿部がいないとなるとFWの裏への動き出しは少なくなりそうで、中盤の軸は浩太より成岡になるかもしれない。

○牧野 泰直 静岡学園・3年(17歳)
早生まれ保存委員会登録選手。一学年違うブンと、生まれが20日も違わない。
流れの中で技術にブレがあり、基礎が形成できていない印象があるが、独特の軌跡を描くプレスキックにキレがある。運動量も豊富で、熱心に動いていた。

○船谷 圭祐 ジュビロ磐田ユース・2年(16歳)
狙い所とキックの種類に対し、考えられた選択をする選手。受け手が理解できてないが。松阪FC時代、観客を魅了していたワガママドリブルは見られなくて、これは悲しい限り。日の丸の香りのする選手だが、それが違和感があったのか、県選抜を外れてしまった。


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U-19日本代表−U-18ポルトガル代表

布陣
川島−徳永・大井・永田・近藤−菊地・工藤−成岡・高木−茂木・阿部
 後半15分:大井→北野、21分:高木→馬場、25分:近藤→坪内、28分:茂木→尾亦

試合展開
前半19分 日本:高木の右CKをニアで茂木が逸らせ、先制。1−0。
前半26分 ポル:イゴールの左CKに中央でFWアルメイダがフリーになり、頭で1−1。
後半06分 ポル:華麗なパス回しで大井を振り切り、PA内でカバーした永田がファウル。
        PKは川島が反応するも前にこぼし、蹴ったアルメイダが詰め、1−2。

U-19日本代表 1−2 U-18ポルトガル代表

選手寸評
徳永 悠平 攻撃は絡まなかったが、後半も潰しで相手に対抗できた唯一の選手。
高木 和正 独特のセンスを持つドリブルとキックには、ポルトガルの対策も遅れた。
阿部祐大朗 大きなファンタジスタ健在。巧いだけでなく、自信のためか怖さも出てきた。


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ジーコが観戦に来て、大いに盛り上がった試合。試合自体は寒かったけど。ハーフタイム中のセレモニーだけでなく、貴賓席に現れただけで試合中にも関わらず振り返るなど、選手に失礼なほどでした。「ジーコなら今までのJでいくらでも見れただろっ!CMにも出てるし」と思う私は、セレモニーの間は携帯のメモリダイヤル登録してましたが。

帰りは、いつもどおり歩いて。1時間弱。川沿いの道は、楽しかったです。川で水上散歩している犬が涼しそうでした。そして、数日後に閉店とかで、何も置いてなかった途中のコンビニが悲しかったです。…そんな夏休みの日記。


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ひかる。 @H.P. [MAIL]

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