えすぱっ子
清水エスパルスユース紹介サイト

2002年08月10日(土) JY:クラブ選手権 全国大会 高田FC戦

○清水エスパルスジュニアユース

02年08月10日16:00開始 
 第17回日本クラブユース選手権(U-15)大会 全国大会 グループリーグ
 対 高田フットボールクラブ

布陣
−−−−−山本−−中村−−−−−

−八木−−村松−−池田−−柴田−

−佐野−−高野−−石垣−−小林−

−−−−−−−前田−−−−−−−

交代:後半07分:小林→渥美、後半20分:中村→久保田、後半25分:八木→小出
   後半??分:柴田→小泉

高田フットボールクラブ:

−−−−−−−山本−−−−−−−

−−−−−岸本−−宮下−−−−−

−栗原−−山野−−寺谷−−森俊−

−−−稲垣−−八木−−西浦−−−

−−−−−−−加藤−−−−−−−


試合展開
はじめに。このサイトは「清水エスパルスユース」の紹介サイトです。
筆者は、ジュニアユースには、さほど詳しくありません。また、プロ予備軍であるユースと違い、選手には多くの選択肢が残されています。
以上から、ジュニアユースの選手は、個人批評の対象とは致しません。試合展開と将来性を感じられた選手を中心に論じていきますので、ご承知ください。


●試合の流れ・前半(清水側のみ)
前半02分:山本が溜めて攻め上がりを待ち、斜め前に出して中村が走り込むも枠外。
前半04分:中村が競り勝ったボールを山本が外に流し、佐野のクロスはDFがカット。
前半10分:柴田が奪取し独走、シュートのこぼれを、中村がバイシクルに行くも空振り
前半19分:スローインから柴田が裏に抜け出し、クロスを中村が落とすが、DFクリア
前半23分:山本のPA内突破から得たCK。ショートCKから山本のリターンを受け、
     村松のセンタリングに石垣が合わせたが、GKパンチングで掻き出す。
前半26分:村松の縦パスを山本がスルー、中村が半身で受けて反転、GKと1対1に。
     交錯してこぼれたボールをシュート、山本のスライディングは届かず、枠外。
前半29分:山本のポストから展開、柴田がスペースを得て持ち上がるも、クロス合わず。

高田FC      清水エスパルスジュニアユース
3(0) シュート 9(2) ×中村、×池田、×柴田、×山本、×中村、○村松、○石垣、×中村、
               ×石垣
1(0) 右クロス 4(1) ×池田、○柴田、×村松、×柴田
3(0) 左クロス 4(1) ×佐野、×八木、×村松、○村松

前半終了時のスタッツ。
清水の方は、○が成功(枠内シュート、味方へのクロス)、×が失敗。
高田FCの方は、数字が全ての数で、( )内が成功数。
クロスには、直接FK・直接CKといったプレスキックは入れていない。


清水の攻勢に違いないが無理な位置・体勢からのプレーが多く、精度が定まらなかった。
高田FCも形は作ったが、ラストプレーの前で清水の出足が鋭く、あと一つが足りず。
互いに単純なミスも多く、今ひとつ締まらない内容。


●試合の流れ・後半(清水側のみ)
後半00分:八木の粘りで得た角度のないFK。村松が直接狙うもGK。
後半06分:CK崩れで佐野が速攻を潰すと、山本が左に抜けてクロスはあわや自殺点。
後半10分:FKから最終ラインで横に展開、佐野が攻め上がるとクロスに山本の頭は上。
後半13分:中村のフォアチェックから山本が左に開き、クロスは柴田に届くが潰される。
後半14分:中村突破から山本がヒールでリターン、受けた中村が再度山本に送るが合わず。
後半15分:高田FC、左の展開を山野に戻し、ダイレクトでクロスをCBの間に送る。
     山本のボレーは力を上手く抜き、ループ気味でサイドネットへ。0−1。
後半24分:村松のスルーパスに山本が左を突破、大きな切り返しでDF2人を交わし、
     PA内に切れ込むと、さらに2人を交わしてシュートを放つが、GK正面。
後半29分:小出の無駄走りが功をたて奪取、PA内に切れ込んでシュートは、大きく右。
後半29分:前田のFKのコボレに小出が食いつき、クロスを小泉が落とすがGK飛び込む。

高田FC      清水エスパルスジュニアユース
8(3) シュート 7(3) ○村松、×山本、○山本、○山本、×池田、×小出、×小泉
5(2) 右クロス 1(0) ×柴田
1(1) 左クロス 7(2) ×村松、×山本、×佐野、×佐野、○山本、×八木、○小出


後半は互角。しかし人数を掛け組織で崩す高田FCと、個人技頼みで単独突破主体の清水という違いが、最後に明暗を分けた。

縦に前後する同サイドでのせめぎ合いが多く、共に中盤の展開力に不足していた。
175cm以上の長身選手が、先発で清水に5人、高田に4人とフィジカルを全面に出した強引な突破が見られる一方、小気味良いパス回しは少なかった。
特に清水は、油の切れたブリキの玩具のようにぎこちなく、選手個人としてアジリティ・巧緻性に欠けた部分があるのと同時に、全国で勝った経験の少ない脆さが感じられた。


試合結果
清水エスパルスジュニアユース 0−1 高田フットボールクラブ
 得点:45分:高田FC


選手寸評
石垣 勝矢(DF、背番号3、1987/08/22生・3年、177cm/65kg)
凶悪なコーチングと跳ね返し能力に長けた、清水らしくないCB。身長以上に高い。

村松 翔人(MF、背番号7、1987/05/09生・3年、162cm/50kg)
大きな展開は少ないが、清水らしさを随所に感じさせる軽妙で柔軟なタッチを見せる。

中村 祐輝(FW、背番号9、1987/06/04生・3年、176cm/64kg)
高いフィジカル能力と共に、足下に深く入れた独特の間合いのドリブルも武器となる。

山本 真希(FW、背番号10、1987/08/24生・3年、175cm/65kg)
周囲との呼吸のズレは顕著だったが格の違いは明らか。ボールタッチが雑になるところも。

小出 洋孝(MF、背番号23、1988/05/14生・2年、162cm/53kg)
負けん気が強く、ボールの扱いが小気味よいサッカー少年。望月GMが好きそうな選手。


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ひかる。 @H.P. [MAIL]

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