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2000年12月23日(土) Jユース杯 決勝トーナメント 鹿島アントラーズ戦

00年12月23日(土)13:30開始 千葉県立柏の葉公園総合競技場
 第8回Jユースカップ2000 Jリーグユース選手権大会 決勝トーナメント準々決勝
 対 鹿島アントラーズユース戦

▼布陣
−−−−−−−長沼−−−−−−−

−河合−−−−−−−−−−仁科−

−−−村松−−浩太−−深澤−−−

−森山−−高山−−渡邊−−高木−

−−−−−−−浅山−−−−−−−

交代:後半00分:河合→日高(日高を右サイド、仁科を左サイド)
   後半25分:森山→鈴木(鈴木を左ボランチ、村松を左SB)
   後半38分:村松→天野(天野を右SB、高木を左SB)

 フラットな4バックの前に、フラットなトレスボランチ、ワイドに開いた2列目。杉山浩太を中心に置いた4−3−2−1。

鹿島アントラーズユース:

−−−−−高品−−阿部−−−−−

−−−岡野−−−−− 鈴木勇 −−

−−−−−木戸−−加藤−−−−−

−境谷−−柳町−−青塚−−及川−

−−−−−−−園部−−−−−−−

交代:後半00分:鈴木勇→小谷野、後半15分:及川→大根、後半20分:岡野→藤木、
   後半31分:高品→粕谷


▼試合展開

 開始から優勢の清水だが、ゴールに嫌われる。キックオフ直後の深澤のFKはポスト、高木→長沼は僅かに上などなど…。抜群のキープ力でフィールドを支配する隼人がいない分、展開は速いのだが、どこか慌ただしさが拭えず、嫌な展開になっていたが、個人技で打開した。22分、センターライン付近のFK。高木が蹴ったボールは、ボランチと最終ラインの間に、ドライブ回転して鋭く落ちる。そこに相手ボランチを抑えて前に入った村松、数バウンドしたボールを胸でトラップすると、そのまま掬い上げるようにボレー。これも、見事のドライブ回転で相手DFとGKを越えて、ネットに突き刺さった。
 その後、再び膠着するも、先制点から余裕の出来た清水。後半に入って52分、日高が前線に入り前のスペースが空いたのを見て、高木が疾走。ポストの長沼からパスが出ると、一気にタッチライン付近まで抉り、センタリングは日高の頭。2−0。
 67分に深澤のCKを長沼が合わせて追加点を稼ぐと、69分。仁科との絡みでPA内に侵入した村松が、左足シザースフェイントでボールをDFの前を通し、自らはそのDFの後方をすり抜けて突破。センタリングの体勢から、慌てて飛び出したGKの鼻先を掠めるように左足アウトでニアに流し込み、4点目。その動きが素早く、あまりに流麗で、場内騒然となる。
 その後、80分、隼人のロングフィードを長沼が下がって受けると見せかけてバックヘッドで逸らし、日高がその後方に走り込んでフリー。PA内ノーマークから、冷静にミドルを突き刺し、5−0で勝負を決めた。

 トップ下を置かず、トレスボランチがフラットで押し上げて中盤支配を図る戦術。素早い展開に冴えを見せる浩太や、小気味良いパス回しを得意とする深澤には適切な戦術で、特に深澤は絶好調。緩やかに自分のポジションを動かしながら、ボールを受けると一気に逆サイドに対角線フィードを送り、村松の飛び出しを引き出すなど、攻撃に変化を付けていた。
 しかし、今年の中盤の核である隼人が、キープ力やワイドな展開を生かせず、消化不良で終わった点は、気懸かりである。また、アントラーズ名物の太鼓親父から「5番を上がらせるなーっ(怒)」というお褒めの言葉を頂いた高木だが(笑)、普段に比べると攻め上がりの回数が減っている。
 高山と渡邊の読みが冴え、浅山に出番すら与えずに快勝したが、今後に不安を抱く部分もあった。


▼試合結果
清水エスパルスユース 5−0 鹿島アントラーズユース
 得点:前半22分:村松潤 (高木純平:FK)
    後半05分:日高拓磨(高木純平:右クロス)
    後半22分:長沼圭 (深沢良輔:左CK)
    後半23分:村松潤 (なし)
    後半34分:日高拓磨(長沼圭 :スルーパス)


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ひかる。 @H.P. [MAIL]

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