今日の行方
モクジ|←|→
実家に戻って喪服に着替えて。 母方の祖父母と、父の兄弟が集まる。
祖母が、母が最初に倒れた時の話を教えてくれた。 その時私が一緒にいたんだって。初耳。 4才だか5才の記憶なんて全然無いし。 覚えてるのはお見舞いに行く途中の風景とか 病院の中庭で姉と遊んだ事とか。 最期になる前に、一時帰宅してた夏の夜。 くっついて離れなかったような記憶があるけど 顔が思い出せない。
そこから記憶は飛んで、皆が集まってる病室。 やっと家に帰ってきた顔の真っ白な母。 鼻に詰めてある脱脂綿。 白黒の垂れ幕。花輪。骨を拾う長い箸。
ここらへんの記憶は昨日の事のよう。 24年も経ったのにね。
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