のんべんだらりら


2006年06月26日(月)  「腹に矢が刺さった!」

とかいう声が聞こえてきたときには思わず噴出したけど、そんな呑気なムードではなかった。

ずびばでーん書いてたらなんか精神衛生上よろしくない内容になってしまいました。でも自分の思いのたけを消したくなくなってしまったので消しません。つまりは幸せな人はばっくぷりーず!



そもそも最近のERは上下関係とか科どうしのいがみあいとか金とかでケンカばっかりで見ていられないよ。
別にトラブルばかりが続くのがおもしろいんじゃないのに。

だけどもし今期で嫌気がさしても、今期一杯だけは絶対見続ける。だってカーターがいるもん(スーザンもウィーバーもいるけど)。
カーターは最後の砦だよ。

そういえばカーターとスーザンなんて、今でこそ対等にやり合ってるけど、最初は上司と部下で(カーターにとっちゃ大先輩)、キスしようとしてしくじったりなんかして。
いろいろあったね。だけどケンカをしているのがこのふたりだけど、つらいけど、どこかほっとしたりもする。


…という部分を差し引いても、今日の内容はハードだった。
もうなんだ。ドラマでも現実でも、聞こえてくるのは毎日ばかみたいに辛い事件ばかり。殺人、強姦、放火…。一体どうなってるんだ。
(正確にはERは舞台はアメリカだし昨年の放送なんだけど)

わたしたちはニュースという媒体を通して、そういう事件があったという事実を知らされる。「いたましい事件」なんてくくられた凄惨な事件を、アナウンサーの口から、新聞記者の記事から、知ってゆく。
だけどその事件にかかわるひとたちのことを、直接なにか知っているようなことって、きっとなかなかない。


ある事件で、とある外国人が、日本人の少女を誘拐し、暴行し、その様子で自慰したのち、殺害したと言う。
正直それをニュースではじめて聞いたときは、どうして今犯人が生きているのか意味がわからないとさえ思った。
もちろん裁判的なものだとか、理屈はわかる。だけど犯人が「自分には子供がいる。だからチャンスをくれ」と言っていると聞いたとき、どうしてそんなことが言えるのかと思った。

子供がいるならなおさら、じゃないの?どうしてわからないの?
そこでどうして「子供のために」なんてことを言えるの。意味がわからない。
死刑と言う制度に関して今考える頭はないけど、とにかくどうにかしてわかるべきだと思う。自分の犯した罪の大きさを。
そして死ぬ寸前にでも気付いたらいい。ああなんて愚かなことをしてしまったのだと。

だけど「どうしてそうなるまえに言えなかったの」なんてカンセリングの場じゃありがちのような気がするセリフは言わない。だって吐き出せる相手がいないからそうなったんだから。
友達?家族?そういうんじゃない。いくら大事に想う人がいたって、本人が殻を破って付き合えなきゃ本当に大切なことは何も言えない。
そのくせ仲良く付き合っている人に対して、「このひとは本当に自分のことを大切に想ってくれている?」なんて確認をしたくなったりする。付き合って「もらってる」意識でいるから。

そしてそのことをわかっていないひとが多すぎるのだと思う。自分が当たり前に出来ることを他人に強いて。「〜すればいいよ」だなんて、簡単に言わないで欲しい。できないひとは、そんなことわかっていて、でもできない自分を責めているのに。

でも、それはわかったうえで、だけど。思う。
やっていいこととやっちゃいけないこと、誰かが悲しむこと、自分の欲望だけでどうこうしていいレベルじゃないこと、そこは見誤っちゃいけないのに。

その判断ができなくなるまで狂ってしまうってどんなおそろしいことなんだろう。
ぶちまける相手がいないのなら、付き合う仲間がいないのなら、誰も事件の予兆なんて気付けない。でもそれじゃどうしようもない。
どうしたらいいんだろうね。戦争と同じくらい悲しいよ。
自分ならそこまで狂ったらどうするかな。いっそ自分が死んじゃえと思うだろうけど、でもそれも勇気がなくてできないんだろうな。ほんと氏ねばいいな!


こんなに事件ばかり多発して、いつか裁判員制で、自分が選ばれたらどうしようと思う。
そのときどのような説明と情報が与えられるのかはわからないけど、少なくとも今、一方的にニュースを受け取る今では、完全に被害者側に自分を立てて聞いてしまう。

「評決のとき」という映画がある。人種問題を描かれたもので、黒人の少女が暴行され、逆上した父親が、その犯人を撃ち殺してしまう。
友人である白人の弁護士が、その父親の弁護にまわるのだけど、陪審員たちは早く裁判を終わらせたいがために裏で結託し(もちろん不正)、白人が多いこともあって、その父親は有罪とされかける。

が、最後の最後で、その白人の弁護士が、少女の遭った悲惨な状況を、事細かに陪審員たちに訴えかける。そして最後に一言。
「その少女は、白人でした」
そして判決は一気に覆り、見事逆転勝利。その弁護士には同い年くらいの娘がいたので、もしかしてその娘が!?とかわたしはハラハラ見てたんだけど、それとはまったく関係なかったらしい。
涙まで流したその弁護士は、結局この件とはまったく関係のないこと(というか、本編中には少なくとも関連事項は描かれてなかったから、本当にあったころなのかどうかもわからない)を言い、陪審員たちの気を引いたわけです。

何を信じたらいいんだ、一体。自分のポジションしだいじゃないか。物事なんて、なんにしても。
そうじゃなくてもきっと、どっちの言い分を先に見たかで大きく変わっちゃうよ。


ちなみに上に書いた事件で、被害に遭った女の子のお父さんが、「もし今後こんな事件がなくなるのなら、実名を公表してもかまわない」と言ったそうだ。だからわたしも知った。そして色々考えた。

お願いだからそんな被害者家族の想いをむげにしないで欲しい。


あー、なんかほんと最近思考がやばい方向へ向かっている気がする…。
気分のアップダウンが激しい。今日録画しておいた「すいか」見てたら、とりとめのない日常の様子だけで号泣しちゃったよ…あふぉーおう。


 <<<  INDEX  >>>


352
[MAIL] [HOME]