のんべんだらりら


2005年07月13日(水)  今日はお休み

三度寝しちゃった。


渋谷でTORI(トーリ)観て来ました。ぴあフィルムフェスティバルの招待作品として公開されてたのを、Mつぉに連れられて。


いやー意味がわからなかった!そんな作品。おもしろいかつまらんかで言ったら、メイキング観るまでは?????でした。メイキング観ても???くらいにしかなってないけど。すげえな、Mつぉ。これでどうやってレポートなんて書くんですか(付き添いなので気楽なわたし)(興味はあったけど)。
352の観る前の前知識としては、監督が浅野忠信、アニメーションを含んだ何本かの話のオムニバス形式、首藤さんがカッコイイの3点だけでした。3番目のは、ある意味一番重要です。

ただ映像は素敵だったなぁ。岩井俊二が正統派にキレイなら、TORIは汚さも含めてすべてが美しい、みたいな。そんな意図があったかどうかは知りませんよ(岩井俊二だってキレイなもんばっかじゃないけど)。
これってなんていうんだっけ?自然主義?違ったらちょう恥ずかしい。

そして音楽がむちゃくちゃかっこよかった。いや何人もの方が携わってるので、それらすべてひっくるめて「カッコイイ」って表現も微妙なんですが。
KUJUNさん(浅野の実兄)も携わってたんですねぇ。はじめてちゃんとお顔を拝見しましたがそっくりですな!
でも個人的にはダンスシーンで流れてた曲がとても好きでした。SILENT POETSの下田さんと言う方が手がけたらしいですよ。

でも音楽にしても映像にしても思ったのは、わたしが観てわけのわからんものだとしても、作ろうとしている人にはこういう考えで、こういう意図があってこうしようとしていて、それが出来て、でもその完成に至るまでの間に、うまいことその作ろうとしている人によく似た、ないし同じ方向性を目指すひとたちが集まって、その積み重ねがあったんだな…っつうことがよくわかった感じはしました。本編じゃなくて、それはメイキングの感想なんですけど。
つまりわかろうとすればある程度説明されればわかるかもしれないけど、根本的なことはそれをやろうとしていっしょに目標に向かった(って言い方も、あの人みたいに「任せます」って言ってるのを見る限り違うなと思うけど)ひと、もしか似通った次元にいる人にしかわかりえないものなのでは、と考えることを放棄しておりました。

芸術肌の方の描く世界って、だってわかんないじゃないですか。あまりにも独自な世界が展開されてて。わたしがそれだと思って描くものは絶対描かないと言うか。例えばね。赤を赤として見ないと言うか。…色彩の問題はちょっと違ってくるかな?
でもそれをこれはこう、それでこれを表しているんだって説明されても、納得はするけどむなしいと言うか。わからないのも釈然としないけど、でもキレイなものはキレイなままで残しておくのがいいんじゃないかみたいな。そんな感じ(?)。
なんか何が言いたいのかわかんなくなってきた。
とにかく、映画ってこうやって作ってるんだなぁってのがよくわかった感じがします。全然まとまってませんが。

でもなんか今わかるわからないの話をしてて、急にウンベルト・エーコの開かれた作品思い出した。いやエーコとか気取ってみたけど、ほんとはなんかのCMできむたくさんが「開いてるとき」「閉じてるとき」とか言ってたアレ。

別に作品自体が閉じてるわけじゃないんだよね、こういうのって。敷居が高いな、みたいな感じで受け手が勝手に諦めて放棄しちゃってることが多いだけなんだ。
今回そうやって放棄しちゃったあたしとしては、TORIが開いていたか閉じていたかの判断ができないけど、そうやって「内輪だけで楽しんで作ってコノヤロウ」な思考でいる限り、いくらヒント出されてもわかろうとしなきゃわからないことってあるんだろうな。
1年経ってようやく美学の授業で言わんとしてたことがほんの少しわかったような気がする…(遅ェー)。しかもこれで合ってるのかもよくわからん。


で、TORIに話は戻りまして(長い前置き…)。

おはなしは「BIRD」「心の刀」「ATO」「続く二人」「or」の5本。
一応すべての話につながりがあるみたいなんだけど、BIRDから心の刀へのつながりがわからなかった。
というか心の刀がよくわからん…。ドキュメンタリーの「ATO」、昭和のいるこいる師匠の漫才の「続く二人」、首藤康之さんの踊り「or」は物語…ではないと思うんだけど、TORIの中で映画と言う設定である「心の刀」。

メイキングを観て、これはこうなのよ、あれはこう…って断片的に具体的なことをちょっと知れて(でもそれって言うのも、浅野がやってた役は実はお父さんだったとかいう設定とかその程度で、それがどうなってこうなったかの経緯はまったく教えてもらえない)、はぁ〜と納得する一方で、「で?」って感じ、っていう。
オシャレで難解な時代劇?…うーん。説明つかんですな。
「女の感情を論理的にしか理解しようとしないから戸惑う男」…って解説で、あの男の気持ちだけはウーンってちょっとは納得したんだけど、それまでのシチュエーションとそっからのてんやわんやと、さらに最後に父親が急に出てくるってそのつながりがオイラにはちんぷんかんぷんでござった。

BIRDも正直よくわかってないですけどね。とりあえず太陽めがけて飛んでく鳥を見てS&Gのコンドルは飛んでいくをぼうっと浮かべつつイカロスを思い出していました。

のいるこいる師匠の漫才は普通に笑って見てしまった。前に座ってた男の人はほんとに爆笑してた。
完全にあのときだけは「漫才を見ている」って意識になってて、漫才が終わって笑い声が消えた後に、「あ、そうだTORI観てたんだ」って思い出したくらい。だっておふたりが舞台から去るとき、なんてナチュラルに拍手しそうになってたもん。


そしてトーリ本編に続いて、メイキング?とも言える「ソラノ」も上映。正直「ソラノ」こそ早くDVD化すべきだと思うんですけどどうでしょ。むしろこっちを2度3度観た後トーリを観たかった。それにメイキングってスクリーンで見るものじゃなくない?

で、ソラノでは精神科医の名越康文せんせー(http://www11.big.or.jp/~dialogue/)が、トーリに携わるいろんなアーティストの方々にインタビューをしたり、作品自体を分析する…みたいな形がメインになってました。名越せんせいってのはアレですよ、グータンとか出てる人。てか殺し屋1に関わってたのは今はじめて知りましたが…。
精神科医とか言うと大仰な感じがして腰が引けますが、グータンで見る限り関西弁で親しみやすい感じで結構好きだなぁと思ってたんですが。
(あ、でも今グータンのサイト見てみたら番組だいぶ変わったんだね。オセロ松嶋もいなくなったし。実は放送開始当初くらいしか見てないわたし)

で、実は名越てんていと、「ソラノ」を監督した山岡信貴さんと言う方が舞台挨拶?に来ましてね。正直最初山岡さんが出てきたときにアサノじゃねえのかよチクショー!とか思ったりもしましたが、名越先生でテンションが上がったなんてことは言うまいて。
しかもいっつもスーツのイメージだったから、はじめて見る私服に興奮。思ったよりずっと若く見えましたよ!そしてテレビで見るより男前でした。

あとTORIとは関係ないけど、名越先生の紹介…みたいなとき、以前この日記でも書いた、古武術の甲野善紀さんとの対談?みたいな写真が使われてて、なんかウワッと思いました。
別にわたしからしたら甲野さんも名越先生もテレビの中で見た人ってことでしかないはずなのに、変に縁みたいなものを感じたりして。ちょっとおもしろかったです。課外授業ようこそ先輩をあの日たまたま見てなかったら、甲野さんなんて一生知り得なかったジャンルの人だったと思うしね。

って、まぁ名越せんせいはどうでもよくて。もうなんでしょう。首藤さんがべらぼうにかっこよかったわけです。
いいですか、ここからヒイちゃうような話をしますよ。


352さんはね、普段っから「いい男〜ゲヘゲヘ」「結婚してー!」とか言ってるわりに、実際問題恥ずかしいので、言わないんですよ、こういうこと、は。てか、言ったことないと思う。

でもね、なんていうかね、もうね、すんげえ抱かれてェー!!!!!とか、思ったわけですよ。ダンサー、首藤康之さんを見て。
別にあれですよ。彼はまっぱでそのカラダを晒してるとかそう言うわけでなく。普通に服着て(しかも体のラインもハッキリ出るようなそれでもなく)、踊ったりしゃべったりしてるだけなんですけど。

でもなんでかすんげえもうたまんねー!ってなっちゃったわけですよ。で、なんでかなぁと思っていたら、次のカットで監督・浅野忠信の言葉。

「僕がもし女だったら絶対抱かれたいですもん。メスだったら、どうにかして交尾して近づきたいんじゃないかって思う」

みたいなこと言ってたんですよ。それ聞いた瞬間、おおおおお!と思ったわけです。すべてにピンときたの。
なんていうか、わたしはたまらなく可愛かったりいとしかったりって感情が働いたとき、「食べちゃいたい」って気持ちになるんですよ。たぶんこれって「取り込みたい」ってことなんじゃないかと思うんですけど。
もうこれが本能なんだと思う。動物のオスはメス見たら子孫残そうとするじゃないですか。それとたぶん一緒だと思う。好き、愛しいものを自分の物にして子孫を残したい…?そこまで考えてるかはわからないけど、たぶんそういうこと。

どうしようこんな恥ずかしいこと、わたし素面で言ってますけど!ノンアルコール脳ですよ。いいの?こんなこと日記に書いて(w


もうなんていうんだろう。頭のてっぺんから足のつま先まで魅力的なの。素敵のかたまりなの。なんなんだろう。あの人の笑い方、まばたきひとつでもすべてをずっとずっと見ていたいです。手の動かし方ひとつでもう腰が砕けそう。ほんとに。こんな美しい男をわたしは知らない。
踊る前のストレッチしてる姿とかほんとやばいです。やばいとか言うと薄っぺらく聞こえるので嫌なんですが語彙力のないわたしにはこれが限界。素敵を素敵以外に、もっとそれ以上素敵に伝える言葉を誰か教えて。

メイキングで花火を観て笑顔…の首藤さんが映ってたんですが、もうヨダレ垂らすんじゃないかって勢いでぼぉーっと観てしまった。なんか名越先生が、首藤さんの体の動かし方は云々とかなんか解説してたけど、正直全然残ってない。ただ笑顔の彼だけをじいっと見ていました。

その後に浅野が、タワレコのポスターで椎名林檎が首藤さんと共演してるのを見て、「僕の方が先に知ってたのに!いっぱい会ったのに!!って、嫉妬した」みたいな話をしてて、仮にも浅野ファンのはずの352ですが、浅野さんハァハァとかする以前に(いや、ハァハァもしたけど)、「だよねーーーー!」とか完全に同調のラインにいたもん。「あたしだってもっと早くから知ってたもん!素敵な人だって知ってたもん!」ってそう言う嫉妬。
さっきの本能の話じゃないけど、わたしのものにしたいって、そういう気持ちですよ。なぜか働く独占欲。

正直言って今なら、世界で一番好きな男は 首 藤 康 之 で す と大声で言える。
明日はどうかわからないけどね(w

でもほんと、はじめて首藤さんを知ったのは誰でもピカソだったんだけど、そのときも確かに素敵だわぁとか、女性のしなやかなバレエも美しいけど、男性の力強い白鳥の湖もなんてカッコイイんだろうとか思ったよ、思ったけど。
まさか今日になってこんなに根こそぎ意識をもってかれるとは思わなかった…。
とにかく素敵なひとです。

あーもうあたしバカだー!なんでボレロ最終公演行かなかったんだ。バレエ観たことないのにひとりでなんて行けないよ〜とか言ってる場合じゃなかったよ。
いつか何か観に行きたいです。と言いつつ、チケットの値段に結構及び腰。

http://www.sayatei.com/

どうでもいいけど首藤さん!公式サイトのTORIの写真、全部見れないよヽ(`Д´)ノ



あと出演陣の一覧見てて思ったけど、豊原功補が何役で出てたかわからん。ATOに出てたトラックの運転手かな?そんくらいしか思いつかない。



あー、なんか散々首藤さんのこと語ったら、上映後の質問コーナーですげえヤツがいたこととか、なんでインタビュー映像でヤマタカEYEさんだけ変に色々加工してたんだろうとか、EYEさんのミゥク(milk)の話がスゲーおもしろくて、はじめて見た人なのに大好きになったとか、shingO2さんの持つキリスト教という考えはなかなかスゴイなと思ったりとか、そういうの全部どうでもよくなっちゃった(w
ソラノ、結構面白かったな。アサノの話とかEYEさんのはなしとか、最初は映画館だし…と思ってちょっとは控えてたけど普通に爆笑してたよ(爆笑:みんなで笑うこと、だったよね?)。

まー、またなにか思い出したらまた書きます。とりあえずもう4時なんで寝まぁーっす!
(と言いつつ興奮が蘇って寝れそうにない)


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