近所の公園で飛び上がるようなシュートを放つストライカー。休むことなく打ち込む相手は夜の仕事の若い父。小学生の彼のシュートは父の背後の壁を鳴らし、嬉しそうな笑顔を生み出す。十年後、彼がでかい舞台の緑のピッチに立つ姿。ボールはきっと知っている。